Slackフル活用、情シス主導の働き方改革 受付の省人化、会議室の利用率上昇に成功
このほかにも、HDEはSlackを発展的な用途で活用している。その一つが、受付システムだ。受付のタブレットとSlackが連動しており、訪問者がタブレットでHDEの担当を入力すると、直接担当に通知が届くようになっている。
来訪者は受付のタブレット(写真左)で、アポイントのあるHDEの人物名を入力する。すると、自動的にその人物のSlack上に来訪通知が来る(写真右)

各会議室に設置された人感センサー。これにより、会議室のムダをなくすことができる
会議室の利用状況を検知する機能はとてもユニークだ。HDE内の各会議室には人感センサーが設置されており、カレンダーシステムと連携している。予約されているのに使われていない会議室があった場合、無人であることを感知し、オーナーにSlackで通知。オーナーのレスポンスがない場合、会議室予約を自動解除してしまう。会議室の効率的な利用に役立てているのだ。

HDE本社にあるフリースペース。ここで仕事をすることも、打ち合わせをすることもある
そして川竹氏は最後にこのように付け加えてくれた。
「待ったなしで成長期を駆け上がっている当社です。やりたいことはどんどん実現できる。それが当社の社風です。スピード感を持って、共に成長できるコーポレートスタッフを広く募集しています。変化を糧に成長できる人、猛勉強で変化に追随できる人、ぜひ当社の門をたたいていただけたらと思います」
現代では、働きやすい環境づくりという職場の変化だけでなく、人材にも変化が求められる。HDEはその両方を目指すことで、成長を続けようとしている。