北朝鮮「ナンバー2」が首脳会談にいない理由

崔竜海は金正恩から信頼されていないのか

なぜ会談にナンバー2が参加しなかったのか(写真:ロイター)

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の訪中に関して、北朝鮮側の同行者への関心が高まっている。中でも、「実質的なナンバー2」とされる党副委員長の崔竜海(チェ・リョンヘ)氏に対するさまざまな憶測が流れている。

当記事は「ソウル新聞」掲載記事の日本語訳です(一部、理解を助けるための加筆をしています)

朝鮮中央通信は金委員長の訪中に夫人である李雪主(リ・ソルチュ)氏が同行し、崔氏や朴光浩(パク・グアンホ)、李洙墉(リ・スヨン)、金英哲の各副委員長、さらに李勇浩(リ・ヨンホ)外相や趙甬元(チョ・ヨンウォン)、金成男(キム・ソンナム)、金炳鎬(キム・ビョンホ)の各党副部長などが随行したと発表した。北朝鮮を代表する高官らがすべて同行していることになる。

崔副委員長の姿がなかった理由とは?

これに対しては、国際社会で初舞台を踏む金委員長が最高指導者としてふさわしい訪問団として整えようとしたためという分析がある。国家首脳同士の会談にふさわしい格式を整えるためだ。だからこそ、北朝鮮を代表する高位級人士はすべて同行したというわけだ。

しかし、中国の習近平国家主席と金委員長との会談では、北朝鮮側には李洙墉、金英哲、李勇浩のみが同席した。崔副委員長の姿がなかったのはなぜか。

崔副委員長は昨年10月、党組織指導部長になった。この役職は、幹部の人事権と統制・家熱など国内統治のための権限をすべて取り扱う。したがって、名実ともに金委員長とその妹である金与正(キム・ヨジョン)の次に来る権力者となった。だからこそ、金委員長の訪中では最も核心的な首脳会談に彼の姿が見えなかったことに対して、意外だとの指摘が出ている。

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