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ダイキン、新エアコンの本気度がすごい トースター、炊飯器に続く指名買いはコレだ

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  • ダイキン工業 制作:東洋経済企画広告制作チーム
ダイキンが満を持して発売するエアコン「risora(リソラ)」は何が違うのか
3月、ダイキン工業が家庭用エアコンの新製品「risora(リソラ)」を発売する。いままで、冷える、暖まる、それに付随した機能と性能で選ばれてきた家庭用エアコンのトレンドに、新たにデザイン性の重視という提案をしたこの「risora」は、同社が満を持して開発した戦略商品。これを機に日本はもとより世界のエアコン市場が大きく転換する可能性すら感じさせる商品だ。

ガラパゴス化していた日本のエアコン市場

「とにかく小さくて薄い室内機をつくろう」。2015年6月、ダイキン工業空調営業本部の本部長に就任すると、舩田聡氏はそう檄を飛ばした。

ダイキン工業
空調営業本部
常務執行役員 本部長
舩田聡

ダイキン工業は世界的な空調専業メーカーで、業務用エアコンでは圧倒的なシェアを持っている。家庭用でも1999年に発売した「うるるとさらら」、そして2012年に発売した「うるさら7」が牽引し、シェアを確実に伸ばしてきた。だが、舩田氏には、忸怩(じくじ)たる思いがあった。エアコンの室内機が大型化する一方だったのだ。これには理由がある。日本では、省エネをはじめとする機能競争が激しく、室内機を大型化せざるを得ない事情があったのである。舩田氏は、その室内機の大きさに違和感を持っていた。

「室内機の厚みがどんどん増していき、設置した壁から大きくせり出すようになると、圧迫感を与えますし、室内の雰囲気ともマッチしません。エアコンは本来、小さくて薄いもののほうがいいはずなのに、省エネ性能と機能強化を実現するために厚みを増してしまったのです」

その結果、日本のエアコンは省エネをはじめとする機能において、世界で最も優れたエアコンになった。それに加えてダイキン工業は、冬場に給水なしで加湿できる機能もエアコンに付加するなど、技術的にも世界の先端を走っている。だが、海外、特に欧州では機能性とともにデザイン性が重視される傾向が強く、日本だけ室内機がどんどん大型化する特異な状況。まさに、日本のエアコン市場はいわばガラパゴス化していたのである。

細部にまで徹底したデザインへのこだわり

実は2016年に、同社はダイキンヨーロッパが欧州で開発したデザインエアコン「UXシリーズ」を日本に逆輸入している。風の流れをイメージさせるウェーブデザインが特徴的なこの製品は、日本の消費者にも好意的に受け止められた。この経験も踏まえ、舩田氏らは「日本でもデザインを重視してエアコンを選ぶニーズがある」という仮説を立て、デザイン性を重視した薄型の室内機開発をスタートさせたのだった。それは同社にとってある意味、戦略の転換だった。実際、舩田氏自身「賭けに近いところがあった」と述懐する。

だが、機能性を高めながら室内機を薄くするというのは二律背反的なテーマであり、開発は困難を極めた。

新開発ファン(左)と従来ファン(右)

「薄くするために性能面で妥協するという考え方は、最初から排除していました。しかし高い性能を実現するため筐体内の限られた空間に部品を無理やり入れると、運転中の音が大きくなってしまいます。そのため、ファンとフラップというエアコンにとって重要な部品を新たに開発して、この問題を解決しました」と語る空調営業本部事業戦略室住宅用事業担当課長の谷内邦治氏は、続ける。「一番難しかったのはデザインです。結婚や家の購入などを機に新しいライフスタイルを始める30~40代に受け入れられやすいインテリア的にも優れたデザインを目指し、20~30代の社員が中心になってデザインや商品企画をしました」。

ダイキン工業
空調営業本部 事業戦略室
住宅用事業担当課長
谷内邦治

こうしてできあがった「risora」は、厚さが業界最薄の185ミリ、幅は798 ミリ、高さは295ミリというコンパクトなサイズを実現した。試しに自宅にある最新のエアコンと比べてみるとよくわかるが、185ミリという厚さは、ちょっと驚く。容積でみると、ダイキンが誇る現在のフラッグシップ「うるさら7」の約半分しかない。それでいて7.1キロワットというパワーがあり、23畳用までの能力を実現している。もちろん、冷暖房などの基本性能は言うに及ばず、暖房時には、風を直接人に当てず足元から温めてくれる「垂直気流」や内部クリーン機能など、同社ならではの高機能も完備している。

さらに「risora」の前面パネルには、標準パネルが4種類、セミオーダーパネル(受注生産)が3種類用意されている。つまり7種類のバリエーションからパネルを選べるというわけだ。しかも、深みのある質感を実現するために、インモールド成型技術を採用してつくったパネルのバリエーションは「質感で溶け込むグレイッシュブラウンメタリック」「空間を引き締めるブラックウッド」「光で表情を変えるツイルゴールド」といった具合に、およそこれまでのエアコンとは違うコンセプトのものばかり。運転時に見える空気の吹き出し口には、機械的な要素が強調されないように細かな質感を与え、パネルの可動も美しさを損なわないように本体上部の天面にぴったり合うように調整するなど、デザインへのこだわりは細部にまで徹底されている。

インテリアや嗜好にあわせて7種類のパネルから選べる
ラインホワイト
ファブリックホワイト
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グレイッシュブラウン
メタリック
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ソライロ
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ブラックウッド
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フォレストグリーン
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ツイルゴールド
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新しい空調文化をつくっていくために

エアコンには、上級機、中級機、普及機という三つのグレードがある。ダイキン工業のフラッグシップである「うるさら7」は上級機だが、この「risora」は中級機の位置づけだ。その背景には、「理想の空間の一部になり、心地よさを届ける」というコンセプトのもとで開発されたこの戦略商品が、価格がハードルになるようなことは避けなければいけないという考え方がある。同社の並々ならぬ強い思いがうかがえる。

なるほど、これならインテリアや家具と同じように、エアコンもデザインで選びたくなるのではないだろうか。いままでのように部屋の広さと価格を前提に「エアコンをください」という選び方ではなく、「『risora』をください」という指名買いも増えそうだ。国内で発売されるのは3月下旬。その後、年内中に海外でも順次発売していく予定だ。

「この商品を次代のエアコンのスタンダードにしたい。世界のエアコン市場を変える力を持った商品だと確信しています」と、舩田氏は力強く言う。「しかも、今後はいろいろなニーズに対応した商品を増やしていくことで、お客様の選択肢を広げ、楽しみながらエアコンを選べるようにするのが、当社の役割であり、これからの戦略なのです。『risora』が市場に出ることにより、『エアコンもデザインで選んでいいんだ』という気付きがお客様にもおありになるでしょう。そしてそこからお客様のいろいろな声や要望が出てくる。それにお答えすることで新しい空調文化をつくっていくのが、当社の最大の目的、ミッションなのです。空調専業メーカーとしては、こちらから仕掛け、市場をつくり、そこで勝ち抜いていくしかありません。その第一弾が、この『risora』なのです」

次はどんな商品が出てくるのか。今度は何を提案してくるのか。今までそんな気分でエアコン市場のことを考えたことがあっただろうか。もしかしたらダイキン工業の新戦略は、すでに成功し始めているのかもしれない。

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