楽天トラベル新サイトが創る新しい旅行体験

世界中で選ばれる次世代プラットフォームへ

前身ブランドから数え、創業から20年以上にわたって事業を拡大し続けてきた「楽天トラベル」がいま、大きな変化を迎えようとしている。サイトの歴史で初めてとなる全面リニューアルを行うのだ。まずは2018年5月をメドに海外ホテルと海外航空券予約、続く9月には国内宿泊を含めたそのほかすべての予約について全面リニューアルを行う予定。スマートフォンでのUI・UXを重視したシンプルでスマートなデザインになるだけでなく、宿泊予約の形態も変え、旅行者と宿泊施設のベストマッチングを実現する総合的な旅行予約サービスに進化していくという。

楽天トラベルの歴史はOTA躍進の歴史と重なる

楽天トラベルの歴史は、OTA(オンライン旅行会社)躍進の歴史でもある。前身となる「ホテルの窓口」は1996年に営業を開始。その後、個人旅行者数の増加やインターネット予約の普及の波に乗り、事業を順調に拡大してきた。20年前、現在のようなインバウンド旅行者、個人旅行者の増加や民泊といったシェアリングエコノミーの台頭を予測していた関係者はどれほどいただろうか。ICTの進化も例外ではない。個人が入手できる宿泊施設や観光地などの情報量は格段に増え、スマートフォンさえあれば世界中の宿泊施設やアクティビティを簡単に予約できるようにもなった。そして、グローバル化。世界の観光客数も着実に伸びており、観光立国というスローガンを持ち出すまでもなく宿泊施設をはじめとする観光業が日本の成長に寄与すると期待されている。

高野芳行 / 楽天 執行役員
ライフ&レジャーカンパニー
トラベル事業 事業長

一方、旅行においても消費者の趣味・嗜好は多様化している。モノ消費からコト消費への変化が目立つなど、宿泊だけにとどまらず、さまざまなアクティビティを楽しみたい、その場ならではの体験・交流を目的とするニューツーリズムというトレンドも見られる。日本の宿泊施設や観光地が国内だけではなく世界の人々から選ばれ続けるためには、こうしたトレンドの変化も見据えていくことが重要だ。

こうした中で、オンライン旅行業界の雄は次なる一手をどう打つのか。「楽天トラベルならではの、会員基盤とデータ、ブランドという強みを最大限に活用し、旅行者と宿泊施設のベストマッチングの精度をより高めていく」と答えるのは楽天トラベル事業長の高野芳行氏である。どういうことか。

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まさに一大経済圏を成している楽天のサービス。旅行だけではない生活情報のデータを活用できることが強み

ご存知のとおり、楽天グループはインターネットを使ったさまざまなサービスを展開している。楽天市場や楽天カード、楽天証券、楽天ウェディング、楽天チケット、ラクマなど、楽天グループ全体の会員数は国内が約9520万人、世界では12億人にのぼるほど。今回のリニューアルは、こうした巨大な楽天経済圏で蓄積したデータを最大限活用し、予約時のマッチングをより高いレベルで実現しようというのだ。

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