「サイズの合ってないスーツ」はバレている

肩幅、着丈、お尻周りは念入りにチェック

ビジネスパーソンが毎日のように着る「スーツ」だが、意外と着こなしのセオリーがわからないままの人も多い。”その着方、実はNG……”という暗黙のルールが多いのもスーツの世界。とりわけ新社会人や、普段カジュアルな服装の人にとって、「スーツを着ること」とは、未知の世界への冒険のようなものだ。

そこで今回は、明治2年から続く老舗百貨店・松屋銀座のバイヤー兼マネジャー、川島雄太氏に、”これさえ守ればスーツが決まる”という着こなしの基本を聞いた。絶対に外してはいけないポイントから、少しの工夫であか抜けるプラスαのテクニックやスーツの”そもそも”的な話までを網羅。

やはり知らないことがずいぶんあるものだ。

スーツは、サイズ感が命!

着こなしに入る前に、昨今のスーツ事情を聞いてみた。

「オフィスのカジュアル化で、スーツ市場は全体で見ると芳しくないですが、オーダースーツという領域で見れば非常に伸びています。最近は値段もかなり手頃になっていて、今後も成長が期待できる分野です」

ひと口にオーダースーツと言ってもいくつか種類がある。大まかに言えば、パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーの3種類だ。

「パターンオーダーは既製のサイズから身幅や袖丈、着丈などを調整できる簡略的なオーダースーツです。イージーオーダーは、そこに猫背やいかり肩といった、体型ごとの補正を入れられます。フルオーダーは、仮縫い段階でのサイズ調整ができるので、より自分の体にフィットしたサイズ感が実現します」

ではいよいよ、スーツの着こなし方を聞いていこう。まず川島さんが何より強調するのが”サイズ感”だ。

「スーツはサイズ感が命。自分の体に合っていることが何より大切です。どんなにいいスーツでも、大きすぎたり小さすぎたりすると、決してかっこよく見えません。逆に言えばサイズをビシっと合わせることが、スーツを着こなす何よりのテクニックと言えます」

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