「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」に見る、企業としての取り組み

東京都では、多様な立場の都民や団体が互いに支えあう共助社会づくりの実現に向け、ボランティア活動推進の気運醸成を図るため、継続的・先進的な取り組みを行っている団体等を表彰し、気運の盛り上げの一助とすることを目的として、平成28年度に「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」を創設した。今年度は第2回目で、企業、教育機関、その他民間団体から大賞7団体、特別賞5団体が決定し、1月18日に都庁で贈呈式が行われた。ここではそのうち、企業部門で大賞および特別賞を受賞した3社に、取り組みの内容や成果について聞いた。

「スミセイ・ヒューマニー活動」として
全社的な取り組みを26年にわたり展開

【企業部門/大賞】住友生命保険相互会社

住友生命保険相互会社
ブランドコミュニケーション部
ソーシャルコミュニケーション室 室長
松本大成

住友生命保険の社会貢献の取り組みは、同社の企業理念にもつながる。ブランドコミュニケーション部ソーシャルコミュニケーション室長の松本大成氏は「当社の企業理念である『経営の要旨』では、保険事業を通じて『社会公共の福祉に貢献する』ことを明確に表明しています。ボランティア活動についてもかねてから、各地域でさまざまな活動を行ってきましたが、1992年からは『ヒューマニー』を合言葉に、全社的に取り組みを行っています」と紹介する。

ヒューマニーは「ヒューマン&ハーモニー」の造語で、「人間味あふれ(ヒューマン)、地域社会と調和を図れる(ハーモニー)」企業でありたいという思いを込めているという。そのスミセイ・ヒューマニー活動では、すべての支社、本社各部室、海外拠点が活動に参加し、地域の清掃、里山緑地保存活動、海外の子供たちに絵本を届ける運動など幅広い活動を行っている。2016年度は209活動、延べ56,952名の職員が活動に取り組んだ。

スミセイ・ヒューマニー活動が始まってすでに26年目を迎える。今回の大賞受賞は、その長年にわたる全社的な取り組みが評価されたものだ。

松本氏は「毎年多くの役職員が参加することで、社内にボランティアマインドが育ってきました。異なる部署の役職員と一緒にボランティアに参加することにより、コミュニケーションが促進され、業務の活性化にもつながっています」とその成果を紹介するとともに、「今後は、健康寿命の延伸など、今日的な社会課題の解決に資する活動にも取り組んでいきたい」と抱負を語った。

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