グローバル競争を勝ち抜く、
価値提案型オムニチャネル・コマースの実現

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講演Ⅲ
5年後、メディアはどう変わるか
ベゾスのメディア買収が意味すること

東洋経済新報社
東洋経済オンライン編集長
佐々木 紀彦

昨年11月から東洋経済オンラインのリニューアルに取り組み、ビジネス誌系オンラインでトップのPVを達成した佐々木紀彦編集長は「メディア企業がネット企業化して境目がなくなってきている」と指摘。アマゾン創業者、CEOのジェフ・ベゾス氏のワシントン・ポスト買収について「コンテンツ力のある老舗メディアと、データ分析力のあるネット企業の組み合わせで、アマゾンのノウハウがメディアを変えるかもしれない」と語った。

後半は、アマゾンに勤務した経験があるハイブリスのブライアン・ウォーカー氏と対談。ウォーカー氏はベゾス氏の買収について「デジタルにうまく移行できなかったワシントン・ポストにとっては大きなチャンス」と述べ、同紙のコンテンツ、人々の関心の高さを現金化する試行錯誤が始まる、との見方を示した。また、メディア企業の変化が小売業に及ぼす影響について「複雑に変化するメディア企業に、小売業者が迅速に対応するためにも、オムニチャネルの統合は重要」と指摘。ベゾス氏の狙いについては「彼は長期的な視点を持っている。投資は、彼がコンテンツの重要性を信じていることを示している」と話した。

ハイブリス
社長兼共同創業者
カーステン・トーマ 氏

最後に、ハイブリス社長兼共同創業者のカーステン・トーマ氏が、「私たちは16年間にわたり『パートナーとして皆様に何ができるか』をビジョンにEコマースの大きな変化の中で、顧客企業を支えてきた。これからも、未来に必要なツールやモデルを提供し、変化への柔軟な対応を支援したい」とクロージングスピーチを行い、フォーラムを締めくくった。