ソニーPS4への関心、Xbox Oneを上回る 米国消費者を対象とした調査
[サンフランシスコ 29日 ロイター] - ロイターとIpsosが実施した調査によると、ホリデーシーズンを前に、ソニー<6758.T>の新型家庭用ゲーム機「プレイステーション4」(PS4)に関心がある消費者の方が、米マイクロソフト
9月23―27日に先週1297人を対象として実施した調査では、26%がPS4に関心があると答え、Xbox Oneは15%だった。
40代より下の世代に当たる408人ではさらに差が開き、41%がPS4を選ぶと回答。Xbox Oneは27%だった。
マイクロソフトは当初、中古ゲームはゲームソフトメーカーが決める料金を支払う場合のみプレー可能で、プレーヤーは24時間ごとのオンライン認証が必要となると発表していた。ゲームファンから不満の声が上がったため、6月に方針を転換。オフラインでのプレーを可能とし、中古のゲームディスクの貸し借りや転売も可能になることを明らかにした。これに対しソニーは、業界イベントなどで中古ソフトやオフラインでのプレーが可能であることを継続的に訴えてきた。さらに、発売予定価格はPS4が399ドル、Xbox Oneが499ドルと、PS4の方が100ドル低くなっている。
ソニーはドイツで開催された展示会で、PS4に対し100万台以上の予約注文があったと表明。これに対しマイクロソフトは、8年前に発売した「Xbox 360」など過去のXboxの予約注文を上回っているとのみ発表した。
調査に応じた、アラバマ州に住むクリストファー・ターナーさん(26)は「マイクロソフトは決断ができなかった。ソニーは最初から方針が揺らがなかった」と話し、PS4を買うと回答。「PS4は本格的なゲーマーにもライトゲーマーにも適している」と述べた。
一方、週に6―10時間ゲームをするというケンタッキー州在住のジョン・リーさん(56)は、Xbox Oneに関する当初の論争はファンに影響を与えることはないと主張。「マイクロソフト製品を使用している人々はXbox Oneを使用し続けるだろう」と述べた。リーは、新型モーションセンサー「キネクト」が付属していることと、PS4より慣れていることを理由に、Xbox Oneを購入するだろうと話した。
2機とも11月半ばから店頭に並ぶ予定。
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