~タブレット活用は第2章へ~
見えてきた、ビジネスでのタブレット活用の成否のポイント。
Windows 8搭載タブレットなら
既存のインフラが活用できる
タブレット導入で成功するためのポイントの二つ目は「自社の既存インフラとの互換性です。その点では、マイクロソフトのWindows 8を搭載したタブレットがリードしていると言えます」と、瀧口専務は指摘する。
その理由は以下のとおりだ。たとえば、日頃業務で活用している表計算やプレゼンテーション用ソフト、グループウエアなどをタブレットでも利用したいと考えた場合、Windows 8を搭載していないタブレットなら、それらを閲覧したり編集したりするためのソリューションを新たに導入する必要があるが、Windows 8を搭載したタブレットなら、ほとんどそのまま動作する。
ネットワークやセキュリティ、管理のためのツールも同様だ。新たに大きなコストを必要とせず、既存のインフラを活用することができる。
「事業の拡大に伴い、『やりたいこと』が増えたときに、柔軟に対応できるのもWindows端末のメリットです。周辺機器やドライバー(周辺機器を接続するためのソフトウエア)との互換性も優れています」
タブレットとクレジットカード決済端末やバーコードリーダーを接続して利用する企業も増えているが、Windows端末なら、ほとんどの場合、コードをつないだだけで周辺機器が使える。店舗や倉庫などの従業員にとっても、以前から使い慣れているシステムを、そのまま活用できるわけだ。
「店舗や倉庫での使用はもちろんのこと、外回りの営業社員の方にとっても、実際に使ってみてトラブルになるのが、タブレットの落下です」と瀧口専務は加える。
タブレットは現場にいながらにして活用するものだけに、落下事故はつきものである。落下により液晶画面が割れるようなことになると、機器そのものを交換することになる。コスト面のデメリットもさることながら、業務が停滞しビジネスチャンスを逸することになる。
「これを防ぐために、最近では、耐落下強度の高い、ビジネス仕様とも言える堅牢性を備えたタブレットも登場しています」(瀧口専務)。