「生産性32.0%向上」というSlackの正体

コラボレーションツールがビジネスを快適に

Slack上で顧客情報を見ることができれば、別のソフトを起動させたり、画面を交互に開いて見比べたりといった手間を省くことができる。「調べた情報を会話している相手と簡単に共有できるため、システム間で情報をコピー・ペーストするなど面倒な作業も必要ありません」(ヘンダーソンCTO)。つまり、Slackの画面上で「業務に必要なコミュニケーション」と、「コミュニケーションをするために必要なデータ共有」の両方を実現できるため、システムの操作時間などが大きく短縮できるのだ。

アプリケーションごとに上がってくる通知をSlack上で表示することも可能だ。営業支援システムであれば、「そろそろこの顧客に訪問すべき、といった通知が出ることがありますが、こうした通知もSlack上に集約できます」(ヘンダーソンCTO)。

コミュニケーションや検索にかかる時間を短縮することは「生産性向上」にも寄与することを意味する。さらに、PC上のコミュニケーションが容易に、かつ密になれば、社員が一つの空間にいる必然性も薄まる。つまり、Slackを導入し、社員のリモートワークの環境を整えれば、「働き方改革」を実現するうえで大きな助けになるだろう。

「社員が辞めて情報流出」も防ぎやすい

企業がコラボレーションツールを使う場合、当然セキュリティが重要になる。Slackは、「さまざまなシステムに1度のログインでアクセスできるようにする『シングルサインオン』の機能や、社員ごとに閲覧できるチャンネルを細かく制限する機能、チャンネルでの会話を保存する機能などがあります」(ヘンダーソンCTO)。社員が辞めた際に自動的にチャンネルやデータにアクセスできないようにすることも可能だという。

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