短期集中型「英語ジム」という選択肢

英語学習の新たなトレンドが、ここに

大学院の研究室で第二言語習得研究を学んだ田畑翔子取締役が続ける。

「2010年のスタート時には、第二言語習得研究を全面に出して英語教育を提供しているところはほとんど見当たりませんでした。しかし今はだいぶ多くなってきたと実感していますし、私たちはそうしたトレンドを歓迎しています。効率と効果を基準にしたスマートな学習法が広がることが、私どもが会社を立ち上げた意味ですから」

母語と第二言語では習得のメカニズムが違う

画像を拡大*ESP=English for Specific Purposes(特定の目的のための英語)

ところで「第二言語習得研究」とはどのような学問なのだろうか。

「従来は、母語も第二言語も、同じメカニズムで習得できると考えられていました。母語の場合、子供は特に学習しなくても自然と言語を習得できます。ですから、第二言語もひたすら聞いていれば身に付くという考え方がありました。

しかし、1960年代に始まった第二言語習得研究により、実は二つのメカニズムが異なることが明らかになってきました。当然、学習法も変わってしかるべきでしょう。第二言語習得研究はさまざまな学問領域のエビデンスを結集して効果的なプロセスを導き出そうとします。大人であれば、まずは文法や語彙などの基礎的な知識を学び、そのうえで聞く・読むという受容スキルを獲得する。その後、アウトプット、つまり書く・話すという産出スキルを身に付けるというプロセスが効率的です」と田畑氏は説明する。

田畑翔子
取締役
ENGLISH COMPANY担当部長

「スタディ・スマート」をコンセプトとして設立された教育系ベンチャー企業である恵学社は、大学受験のための予備校を2010年より運営している。受験生向け短期集中型の学習プログラムの中に第二言語習得研究のノウハウを取り入れて、その効果を実感した。そうした経験を経て、効果的な英語学習法を社会人向けに横展開、ENGLISH COMPANYという英語ジムが誕生したのだった。

語彙文法をベースとして、まず読む・聞くという受容スキルを習得し、その後、話す・書くというアウトプット、産出スキルを習得していく。それぞれのスキルを習得するために、ディクテーション(聞いた英語を書き取る)、チャンクリーディング(英文を意味のかたまりごとに区切って読む)、シャドーイング(聞いた英語を復唱する)などのトレーニングを当てはめていく

誰かに伝えたくなる学びの効果

「ある外資系企業にお勤めの受講者の場合、米国とやり取りする電話会議の内容がよく理解できず、自分の意見を言うこともできないとおっしゃって学び始めた方がいました。しかし3カ月間のトレーニング終了後には、会議でも積極的に発言できるようになり、上司や同僚の方が驚いたそうです」と、田畑氏が明かすこのエピソードには後日談がある。驚くほど英語が上達したこの受講者を見て、その同僚らが次々にENGLISH COMPANYに入会を申し込み、その数が実に30人以上に及んだというのである。

次ページ3ヵ月の受講料は?
お問い合わせ
恵学社
StudyHacker ENGLISH COMPANY
東京都新宿区本塩町7
新井ビル4F
 03-6274-8702
 info@keigakusha.jp
 https://englishcompany.jp/