キリン「新・一番搾り」好調の舞台裏 缶製品、9月単月で前年比21%増の快進撃
試飲体験で「おいしい!」と絶賛の声続々
堤真一さん、満島ひかりさん、鈴木亮平さん、石田ゆり子さんら4人を起用したテレビCMでは、サンマとサザエの七輪焼き、テレビ野球観戦、出張帰りのそば屋、ゴルフの後、と「新・一番搾りに幸せを感じる」さまざまなシーンが登場する。いま、「とりあえずビール」と選ばれてきたビールは、お酒の種類、嗜好の多様化に伴って、あえて選んでもらえるビールへの進化が求められている。そうした時代にあって「ビールのど真ん中を目指したバランスのいい味」(山口氏)の「新・一番搾り」は、日本のビールのあるべきかたちとは?という問いに対して、キリンビールがたどり着いた一つの答えなのかもしれない。
「味には絶対の自信がありますので、まずは『新・一番搾り』を一度口にしていただきたい」(山口氏)と、キリンビールは全国で300万人規模の参加を目標にした試飲体験にも注力している。その取り組みの中の一つとして「新・一番搾り『おいしい!』体験会~一番搾り史上最高の味わいを~」が全国7都市で開催された。会場では、「新・一番搾り」や、つまみのほか、製造過程で最初に出てくる一番搾り麦汁だけを使った一番搾りの特長をよく知ってもらうために、うまみが強く雑味の少ない一番搾り麦汁と、二番搾り麦汁の味比べも楽しめる「新・一番搾り まるごと体感セット」を販売。「新・一番搾り」を飲んだ人たちからは「おいしい」という声に加え、「どんな料理にも合いそう」、「雑味がなくてすっきりしている」、「麦のおいしさが際立っている」といった絶賛の声が寄せられているという。また、これまでの一番搾り愛飲者からの評価も「一段と飲みやすくなった」と、好意的に受け止められるなど、実に98%もの方が「おいしい!」といったプラスの評価をしているという。こうした「新・一番搾り」の体験者の反応こそが、「おいしさ」を追求したキリンビールを市場が好意的に受け入れた証ではないか。「一番搾り」のリニューアルは、まさに〝進化〟と言えそうだ。
日常的にビールを飲む方も、普段は酎ハイしか飲まない方も、今日は晩御飯のお供に「新・一番搾り」を試してみてはいかがだろうか。こんなに美味しかったっけ、とビールを見直すきっかけになるかもしれない。