「総選挙に出馬しない考えに変わりはない」 希望の党・小池代表「都知事でがんばる」
──政治家になったのは何がきっかけか。
政治家になった1992年、その前に何があったか、ニュースキャスターで何を伝えたか。ベルリンの壁の崩壊だ。赤の広場、ロシア、モスクワ、あの旗がだんだん降りていく、そのシーンをニュースキャスターで伝えた。世界は大きく変わっている。その中で日本はいったいどうなるのか、そのことを私は伝える側から、ニュースプレゼンターから、ニュースメーカーになった。政治の動きがあまりに遅いから。外から批評をするより、中でプレーヤーとして直接携わろうと決めた。
──総理大臣は靖国神社を参拝するべきか。
その人の考えだと思う。国のために亡くなった方をウォーシップ(崇敬)するというのはどこの国でもやっている。問題は、そこに誰が眠っているのかということを論じる方々が多いこと。私はそこにあまり固執することはないのではないかと思う。
──自分が総理になった場合靖国参拝するか。
控えると思う。(外交等)総合的に考えて。
日銀の今の方向性を支持
──黒田日銀総裁に対する評価は。現在の金融政策は継続されたほうがいいか。
異次元金融緩和をこれまで進めてこられた。残念ながらデフレは治癒していない。しかし、大きく方向性を変える必要はないと思う。
国があまりにも国債を買い過ぎているという問題もあるが、私が希望の党の政策に盛り込んでいるのは、3つの矢の3番目の成長戦略があまりにも弱いということ。特区の活用などが総理のお友達の問題でスローダウンしている。
──日銀の今の方向性を支持するか。
支持する。
──次の日銀総裁はどういう資格を持つべきか。
今の延長の部分はあろうかと思う。あまり急激に変えるということは、株式市場にも影響を与えるのではないか。
(宮崎亜巳、Linda Sieg、Megumi Lim 編集:田巻一彦)
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