ここまで、飛行機に乗った途端バレる二流の人物の恥ずべき欠陥を、下から目線で謙虚に書きつづってきた、「グローバルエリート」の称号をほしいままにする私。
それでは、飛行機に乗った途端、「一流の人物」であることがわかるのは、どのような人だろうか? 一流の搭乗者は以下のような特徴を有している。
「一流の飛行機搭乗者」3つのポイント
【1】すごい勢いで「仕事をこなす」
これは私の元上司でアメリカ人投資家の話だが、席についた途端、すさまじいスピードと集中力で仕事に打ち込む。「移動時間くらいゆっくりと」などといった甘い言い訳は存在しない。
「ビジネスクラスに乗っているからには、ビジネスをするのが当然」とばかりに、いつも以上に仕事に集中するのだから、感心なかぎりである。
一流のビジネスパーソンは、移動時間も決して無駄にすることなく、生産性マックスで移動するのである。
【2】「移動時間=睡眠時間」とする
これは私のシンガポールの投資ファンド時代の上司の話だが、彼は大変仕事ができるのだが、飛行機の中ではすごい勢いで寝ているのだ。曰(いわ)く「どうせ集中できないから、せめて休むことに徹する」ということで、機内食も事前にすべて断り、シンガポール航空特有の完全フラットビジネスシートで「完全睡眠状態」に入るのである。
一流の人は移動の時間中にエネルギーを充電して、到着した途端「仕事の臨戦態勢」に入ることで、「移動時間」を有効に活用できているのだ。
【3】機内で「教養を高める」
多くの一流ビジネスパーソンが、実は映画にやたらと詳しい。これは、フライト時間に映画をたっぷり見ていることが多いからだ。また、フライト時間を読書時間に充てる人も多い。
日頃のビジネスを離れ、「移動時間は教養を高めるため」に文化的に過ごすのも、一流の一流たるゆえんであろう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら