週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

韓国大統領の「対話外交」が手詰まりに陥った 米朝の緊迫化で身動きできない状態に

4分で読める

INDEX

 8月14日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(左)は、年来の仇敵・北朝鮮と対決姿勢を強める同盟国・米国の間でほとんど身動きができない状態に陥っている。ワシントンで6月撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

[ソウル 14日 ロイター] - 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、年来の仇敵・北朝鮮と対決姿勢を強める同盟国・米国の間でほとんど身動きができない状態に陥っている。トランプ米大統領の発言が過激さを増す一方で北朝鮮は対話に応じようとはせず、選択肢は乏しい。

文氏が大統領に就任してまだ3カ月。韓国で左派が大統領に就くのは10年ぶりだ。しかし北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、対話を呼び掛ける文氏の提案に冷たい態度を示している。一方トランプ米大統領は、北朝鮮が核やミサイルで脅しを掛けるなら「炎と怒り」に遭うと警告した。北朝鮮と米国が衝突すれば韓国が巻き込まれるのは避けられない。

北朝鮮と直接対話するよう米国に要請

韓国の政府高官や文大統領の顧問によると、選択肢が限られた文氏は、北朝鮮と直接対話して溝を埋めるよう米政府に働き掛けている。

大統領外交・安全保障特別補佐官の文正仁(ムン・ジョンイン)氏は「北朝鮮の兵器開発計画を止めるには対話が急務だ」と話す。「しかし北朝鮮は韓国は無力だとみなしており、対話に応じないだろう。北朝鮮は米国との直接対話を望んでいる」という。

米政府は北朝鮮に対する経済制裁を強化して圧力を掛け続け、核兵器開発に歯止めを掛ける意向だ。

次ページが続きます:
【何があっても対話】

2/2 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象