「体育学部だから」叶えられる夢がある 国士舘ならではの目標を実現する環境

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「学生には、心肺蘇生法のAEDインストラクターの資格取得も推奨されています。資格者となった学生は夏休みなどを利用して、海や山での救助実習のほか、東京マラソンでは大学の救急救命チームとして参加するなど外部での教育活動も充実しています」(大曽根さん)

同じく同学科の3年生で、東京都出身の朝生真子さん(20)も高校生の頃に祖母が救急救命士に助けられた経験をきっかけに、人のためにできる仕事がしたいと入学を決めた。

「先生や先輩との距離感も近いですし、ほとんどの学生が授業外のサークル活動でも自発的にライフセービングや救急救命の活動を行っています。こうした活動で目的意識を高めることで、勉強する態度も変わってくる。それが何よりも勉強になっています」

卒業生も消防、救急救命分野のほか、中学校・高校の体育教員や養護教諭、民間企業など多くの分野に進出している。大曽根さん、朝生さんも、ともに救急救命士を目指し、国家試験や公務員試験に向けての勉強に励んでいるところだ。

各種救急処置用の器材や実習用の人形など、充実した多数の設備が整っている

「私たちの学科では養護教諭の免許も取れるので、その勉強もしています。将来はケガだけでなく、心の面もケアできるような救急救命士になりたいと思っています」(大曽根さん)

「救急車が6台あるなど、圧倒的に整った環境は国士舘だけのポイント。学内だけでなく、外部と触れ合う機会も多く、より実践的に知識を深めることができるので、勉強するにはうってつけです」(朝生さん)

同じ目標を目指して、切磋琢磨しあえる環境

一方、もう一つ特色のある学科である「こどもスポーツ教育学科」は、こどもの「心と体」を育てる、体育・スポーツを専門に指導できる小学校の先生を養成することが大きな目的となっている。

同学科は、町田キャンパスを本拠地としているが、オープンキャンパスのために多摩キャンパスまで応援に駆けつけてくれたのが、同学科3年生の平口桃子さん(20)だ。

「小学生の頃に理想の先生と出会ったことが、自分も小学校の先生になりたいと思ったきっかけ。最初は国士舘に入ると聞いて、体育学部は男子学生ばかりなのではないかと母に心配されましたが、『こどもスポーツ教育学科』は女子も多いので、安心してもらえました」

平口さんは静岡県出身。現在、町田キャンパスの近隣で一人暮らしをしながら学生生活を送っている。学科には1学年約80人の学生がいるが、男女比率は半々で、仲間意識も強いという。一方、神奈川県出身で同学科3年生の松林友梨奈さん(20)も、体育の得意な小学校の先生になりたいと思い、国士舘を志望した。小学校だけでなく、中学校・高校の教員免許(保健体育)が取得できることも同学科の魅力だったという。実際、卒業生の多くが、小学校、中学校、高校の教員ほか、公共団体のスポーツセンターや民間のスポーツクラブなどの指導者として活躍している。

「大学といえば、個人個人で好きなことをして、遊んで、というイメージがありますが、私たちの学科では、必修科目も多く、クラス単位で一緒に勉強する環境が整っています。模擬授業や4泊かけてのスキー実習、臨海実習など、自然と仲良くなれる機会も多い。教員になるという同じ目標に向かって、みんなで頑張っていくことができます」(松林さん)

同学科では、現場での実践力が重視されており、指導陣には小学校の元校長や教員経験者らを揃えるほか、授業以外でも、小学校の授業補助ボランティアや修学旅行の引率補助など実際の経験を積むことを学生たちに薦めている。

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