明電舎

日本ならではの「インフラ輸出戦略」とは?

国の成長とともに発展!シンガポールの国づくりに見る

水ビジネス大国を目指すシンガポールで
セラミック平膜を供給

シンガポールが今、水ビジネスで世界をリードする存在になろうとしていると言えば、意外に思う人も多いかもしれない。

降水量の多いシンガポールだが、国土が狭く平らで貯水力が低い。2002年の国連報告書では同国の淡水供給力は世界190カ国中、170番目とされた。マレーシアをはじめ、水は海外から輸入しており、長年、ライフラインが途絶するリスクを抱えてきた。

水資源の開発は、同国の悲願でもあった。雨水の貯水、下水の再生、海水の淡水化など、さまざまな施策の中でも、高い排水処理技術を求められるのが、工業排水の再利用である。溶剤や油、化学薬品などを含む工業排水は、一般的な膜処理システムでは膜(フィルター)の目詰まりや破断が起こりやすい。

明電舎はこの課題を解決する「セラミック平膜システム」を開発した。高耐性で高強度のセラミック膜を利用することで、高い信頼性と長寿命化が期待できるだけでなく、日常のメンテナンスも軽減できる。

同社は2011年、シンガポールで水事業全般を所管するPUBと共に、同国西部の工場地帯のジュロン地区で、セラミック平膜を用いた水再生の実証実験を行った。この成果を受けて、同社のセラミック平膜は現在、工業排水だけでなく下水処理などにも活用されている。

セラミック平膜は、同社の電気設備の絶縁体や避雷器の素子などで培ったセラミックの技術を応用したものだ。同社では2015年、シンガポールにセラミック平膜の開発センターを新設した。今後、アジアや中東の需要に応えていく考えだ。

シンガポールは現在、水処理に関係する企業や研究所が集まる世界でも有数の技術ハブになりつつある。同国に拠点を置きながら世界で水処理ビジネスを展開する企業を支援していくという。シンガポールが世界の水ビジネスの中核になる計画だ。日本発のパイオニアとして、明電舎の技術が有効性を示した意義は大きい。

電気の力で世の中を豊かにする
「思い」の実現へ

電力、電鉄、水資源などシンガポールのインフラの開発に50年以上にわたって携わってきた明電舎は、大げさでなく、同国の国づくりの一端を担ってきたと言えるだろう。

国づくりはインフラづくりから始まる。発展途上国ではまだまだやらなければならないことが多い。チャンスも広がっていることから、中国、韓国をはじめ、欧州、北米などの企業もこのマーケットを狙っている。

これらの企業と明電舎との大きな違いは、明電舎は単に製品を販売するだけでなく、現地での雇用の創出や人材の育成を含めた、徹底した現地化を目指していることだ。たとえば人材の育成について、2014年4月、タイのバンコク郊外にメンテナンス技術教育を目的とした「東南アジア研修センター」を設立した。ここでは同社グループの社員だけでなくパートナー企業や顧客企業の人材のメンテナンス技術教育も行われるというから念が入っている。

明電舎は1897(明治30)年に創業し、今年で120周年を迎える。創業者の重宗芳水は、明電舎の「舎」の一文字に「『電気の力で世の中を豊かにする』という志を持った仲間が集う場所」という思いを込めたという。その思いが受け継がれ、アジアで、世界で、「MEIDENグループ」がさまざまな国のインフラづくりに貢献しようとしている。

ここで紹介したシンガポールでの取り組みを中心に、明電舎のさまざまな挑戦の軌跡をたどるドキュメンタリー動画を用意した。ぜひ閲覧し、同社の「思い」を確認してほしい。

明電舎企業CM「DISCOVERY LIFELINES 」
#7 シンガポール、この国の礎になれ。ドキュメンタリー編

https://www.youtube.com/watch?v=FG-UVFORobY
「DISCOVERY LIFELINES 」シリーズ特設サイト
http://www.meidensha.co.jp/knowledge/know_03/dll/index.html
明電舎120周年記念サイト
http://www.meidensha.co.jp/120th/index.html
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