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変わる小学校教育
これからの小学生に求められる力とは?
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変わるのは、小学校教育だけではない。その先の教育も変わろうとしている。

幼小事業部
事業部長
加藤久和

「現在検討されている高大接続改革は非常に大きな変化だと考えています。これまでは大学入試が一つのゴールとなってしまっていて、高校までの教育はどうしても大学入試のための知識を得ることが中心でした。しかしこれからは、まず社会を前提に置き、その社会の変化に対応できる『学び』をしていく必要があります。大学入試は将来、社会で活躍するための力をどのように身に付けてきたのかを測り、大学では卒業後を見据えてこれまで学んできた力の専門性を高めていく。そこが高大接続改革の目的だと考えられます」

そのため、共同学習やアクティブラーニングといった、それまで積み上げてきた知識をどう生かすかを問う学習がより重視されるようになっていくという。こうした一連の新しい流れは、すべて今の学習指導要領の改訂とつながっているというのが加藤氏の考えだ。

ベースとなる考え方は何も変わらない

こうした変化の中で、Z会の小学生コースでは、どのような方針で小学生への教育を実施しようとしているのだろうか。加藤氏はこう語る。

「ベースになっている部分は何も変わっていません。なぜならばZ会の教材は、基礎知識を学んだうえで、試行錯誤しながら考えるというつくりになっているからです。それがZ会の通信教育の強みであり、もともと大事にしてきた考え方です。

Z会では、じっくりと考えて解く力、表現する力を養うために、『書く』ことを従来から重視しています。ポイントは、基礎知識を覚えるだけではなく、身に付けた知識をどう活用していくのかを問うていることです。それは受験の有無を問わず、小学生向けコースの基本になっています」

Z会では、基本的なスタイルは維持しつつも、学習のツールについては新しいものも積極的に導入しているという。

「最近のトピックスとしては、これまでの紙教材に加えて、タブレットを使ったコースを開設したことが挙げられます。そのコースではたとえば、英語ではタブレットを利用し、読む、書く、聴く、話すという4技能をトータルに伸ばしていく方針を立てています。英語をコミュニケーションとしての言語と捉え、学びのツールを多様化させることで、より小学生が英語を身近に感じられるような工夫を施しているのです」

タブレットを利用することで、従来にない視覚的な表現が可能になり、学習の幅も広がりそうだ。実際、タブレット教材では、講義映像や動画も活用されているという。とはいえ、Z会としては、何でも視覚的な教材にすればいいと考えているわけではないそうだ。

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