親子でおさえたい
｢センター試験｣の動向と今必要な対策とは？
大学受験の専門家がポイントを解説
それでは、今の受験生や将来の受験生が、センター試験で今どのような問題が出題され、それが今後どういう方向に変化していくのかを知るにはどうすればよいのだろうか。
「Ｚ会では受験生に向けたさまざまな情報を提供しています。直近のセンター試験の情報については、『2017年度センター試験分析速報』というページが公開されています。そこでは1月14日からＺ会のスタッフが教科別のセンター試験分析を行うとともに、精鋭講師によるセンター対策スペシャル講義も配信する予定です。今年の受験生だけでなく、高校1年生や2年生についても、どのような勉強をしてほしいかというメッセージを込めるなど、作り手の視点からの一歩踏み込んだ解説を目指します」（中村氏）。
Ｚ会ではセンター試験に向けた通信教育・教材も充実している。
「センター試験対策として6教科17科目の『センター攻略演習セット』という3月開始のコースを提供しています。1年を通して段階的に学んでいくスタイルです。また問題集としては形式・内容とも実際のセンター試験のイメージに合わせた『センター試験予想問題パック』など、センター試験対策のラインナップも数多く用意しています。センター試験特有の出題形式に慣れ、制限時間内で問題を解く訓練をするには打ってつけの教材となっています」（中村氏）
こうした取り組みを通して、今後のセンター試験の動向を受験生だけでなく、親も一緒にウォッチしてほしいと中村氏は語る。
「入試改革の情報は今、非常に錯綜しています。そのため、まずは情報のアンテナを張ることが大切です。これまでの入試では問われなかったり評価されなかった多様な力を認めていこうという方向性になっていますので、多くの受験生にチャンスが広がっています。親御さんが受験生だった時代とは、入試のあり方も様変わりしていますので、今までの常識にとらわれず、ぜひフラットな気持ちで大学入試に接していただければと思います」
