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「センター試験」の動向と今必要な対策とは?

大学受験の専門家がポイントを解説

「基礎的な内容を多く含んでいるので、基礎的な勉強をしっかりとしていればある程度対応できるとわれわれは考えています。ただし、継続的な積み重ねが必要なので、入試が近づいてきたからということではなく、常日頃からセンター試験の対策は必要だと言えるでしょう。受験生になってからではなく、高校2年生までの日頃の学習の積み上げが求められるということです」

2021年には出題形式の大幅な変更も

センター試験は今、大きく変わろうとしている。2021年からはセンター試験は「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」に変更される予定だ。なぜセンター試験は大きく変わろうとしているのだろうか。

「これまでのセンター試験では十分に測れなかった学力をいかに問うのかということに尽きます」と中村氏は断言する。

「現行のセンター試験は全問マーク式であり、知識の習得状況や分析的思考力の評価に優れる一方で、思考の過程や結果を表現する力を十分に評価できていない、という課題が指摘されています。これを踏まえ、新テストでは記述問題を導入し、複数の情報を統合して新しい考えを生み出す力や、それを表現できる力を問うことが予定されています。より本質的な思考力を問う出題を目指して検討が進んでいるところです。まだ詳細な内容までは公表されていませんが、たとえば、国語や数学では記述式問題も出題例として示されています」

さらに英語では「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能をバランスよく問うことが検討されていたり、理科では実験から仮説を立てて検証するタイプの問題なども検討されているという。

詳細については今議論の最中だが、「基本的な流れは変わらないだろう」と中村氏は推測する。それではどのような対策が必要になるのか。

「現在の中学2年生からは新しい試験への対応が必要になります。実施方針の公表やプレテストの実施が予定されているのは彼らが中学3年生~高校1年生になるころですので、それまでは議論の方向を見ながら試験対策をすることが必要になってきます。そのためには、つねに最新の情報を入手できるよう、アンテナを張っておくことが重要です」

もちろん単に情報を入手するだけではなく、問われる学力の変化に合わせた対応も必要となる。

「Z会では2021年からの新大学入試について情報提供するStudy-e(スタディエ)というサイトを開設しています。Study-eでは、新しい大学入試がどう変わるのか、大学入試改革の内容や実施までのスケジュールなどの基本情報に加え、将来社会で活躍する・未来を拓く能力を身に付けるためのヒントなども掲載しています。今後の入試改革の方向性や必要とされる力について知りたい方は、ぜひ参考にしていただきたいと思います」(中村氏)

将来の受験生が今できる対策とは?

今の中学2年生から入試が変わることを踏まえ、一部の学校では対策を始めているところもあるという。「学校の日々の活動の中で記述を取り入れる学校が増えています。また対話的な学びを取り入れたアクティブラーニング型の授業も浸透してきており、生徒たちも徐々に新しい教育方法に慣れつつあるのではないでしょうか」(中村氏)。

ただ重要なことは、新しい試験は突然現れるのではなく、今の試験においても少しずつ変化していくということだ。中村氏も「自分で物事を考えるには、知識が必要とされます。その意味で、新しい試験は決して知識軽視ではありません。いくつかの知識を組み合わせて判断するような『知識+思考』が求められるのです。そしてそうした試験問題はすでに徐々に増えてきています」と、変化の連続性を強調する。

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