上智の理工がなぜ快進撃を続けられるのか 学会で賞を受賞、特許を取得する学部生も

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理工学部長
築地徹浩教授

「さらに、本学部では、グローバルに活躍する女性研究者の育成を目的に、女性研究者への支援を行っています。学部4年生でしかも女子学生の今回の受賞は、まさにこれまでの実践のすばらしい成果といえるのです」と、理工学部長を務める築地徹浩教授も目を細める。「グローバルな視点から科学技術の発展に貢献する次世代の研究者や技術者を育てる」ことが築地学部長の念願でもあったからだ。

世界中からの留学生が集うキャンパス
「小さな総合大学」ならではの多様性

私立の総合大学の場合、理工学部は他学部と離れたキャンパスにあるケースが多い。しかし、上智大学では四谷キャンパスに理工学部を含む9学部が集結している。「小さな総合大学」だからこその機動力は、理工学部におけるグローバル教育にも存分に発揮されているといえよう。

「同じキャンパスにあることで、教員間の連携や情報共有を図りやすく、文理融合型のカリキュラムを組むことができる。そのため、理工学部の学生も、他学部の開講科目やグローバル教育センター、言語教育研究センターが開講するさまざまな科目を受講することが可能なのです」(築地学部長)

さまざまなバックグラウンドを持つ学生や教員と接することで、異文化への理解を深め、グローバル社会の多様性を理解することができるのも「小さな総合大学」だからこその強み。理工学部には、その強みを象徴するコースがある。それが、すべての講義、実験、研究指導を英語で行い、世界各国からの留学生が集う英語コースだ。12年秋学期から物質生命理工学科の「グリーンサイエンスコース」と、機能創造理工学科の「グリーンエンジニアリングコース」が開設された。両者ともに英語で学位が取得できる。

また、13年秋学期からは大学院にも英語ですべての教育が受けられる「グリーンサイエンス・エンジニアリング領域」を設置。学部と大学院の両方で英語での教育体制を整えた。ゼミでは日本語と英語が混在して飛び交うのが当たり前で、日本人学生も英語コースの留学生と接しているうちに半日常的に英語が使えるようになるという。

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