オンラインとオフラインの垣根を越えた
総合決済サービスを提供
WEBで口座振替
払込票にO2O広告新サービスも続々
さらに今年5月より、口座振替受付サービス(インターネット方式)が「決済ステーション」上で利用できるようになり、利便性が増している。1979年から提供していた口座振替(CATS集金代行サービス)は、同社が最も得意とする分野で、全国約1400行の金融機関と提携、3万8000社以上の取引先がある。
口座振替受付サービス(インターネット方式)では、紙の書類(口座振替依頼書)のやりとりをせずに、WEB上で口座振替の手続きを完了できることも大きい。手続き期間が短縮されるうえ、紙の手続きで起こりがちな印鑑相違などにかかる手間もなくなる。個人情報を紙で保管せずに済むのも利点だ。この受付サービスを「決済ステーション」上で提供したことで、継続課金の際の主要な決済手段であるクレジットカードと口座振替を同じ画面から利用できるようになった。
「今後ますます、オンラインとオフラインの垣根がなくなっていくと思います」(志田専務)というように、ネットから、リアル店舗へ誘導するO2Oの取り組みをサポートする新たなサービスも2012年に開始した。払込票に会社のロゴや広告などを印字できる同社独自のサービスだ。払込票の裏面に用意された3分の1ほどのスペースを利用し、リアル店舗でのイベントの招待券やクーポンといった内容を入れることができる。
「払込票の封筒は、DMと違って開封率が非常に高い『メディア』ではないかと社内で議論があり、企業様のPRの場所として活用いただけるようにしました」とEC推進企画部次長の氏家学氏は語る。一度自社の商品を購入したロイヤルティの高い顧客などに対して、効果的なアプローチができるサービスである。これは払込票の代行発行サービスのオプションとして利用できる。