女性が輝く会社とは何か 東芝の女性役職者、それぞれの未来を語る

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充実したキャリア支援と
家族や職場などのサポート

――キャリアへの支援についてはいかがですか。

ストレージ&デバイスソリューション社
営業企画部
市場調査グループ
グループ長
瀧川明美
1994 年東芝入社。半導体事業、マーケティング分野を中心に歩み、市場調査、新規事業立案に携わる。 現在は半導体およびストレージ製品の世界市場調査などに従事している。

瀧川 キャリア年数や職種等に応じた研修制度は充実していると思います。入社3年目の女性従業員を対象としたキャリアデザイン研修などもありますし、ときには会社の研修所に泊まり込んで課題に取り組む研修もあります。研修は、いろいろな部署の方々と交流できることもあり楽しいですね。 

森田 語学や技術の知識など個人で必要なものは自分で手を挙げると受けさせてくれます。必要なスキルを必要なときに身に付けることができます。

中山 その点は非常に充実していると思います。しっかり体系化されて、テーマに応じて細かく分かれており、著名な方々も外部講師として来てくれます。人材に対する投資に非常に熱心な会社だと思います。

森田 今は新卒でも文理問わず女性の割合が増えてきていますし、長期的な視点で、優秀な女性従業員にいかに活躍してもらうか、その結果として、責任ある立場でもどんどん活躍してもらおう、という会社の方針を肌で感じています。

瀧川 昔は結婚したら辞めるという人も多かったようですが、時代やニーズとともに徐々に働きやすい環境に変わってきました。

――仕事と家庭は両立できていますか。

森田 私は普段、17時には退社するのですが、どうしても遅くなるときは実家に頼んで子どもの面倒を見てもらったり、都合がつけば夫に見てもらったりするようにしています。あと、子どもが体調を崩したときなどは急なスケジュール調整が必要なときもありますが、これも家族や職場の協力を受けていてありがたいです。

瀧川 子どもが小さいときは大変でした。たとえば子どもの急な発熱時などは早く帰宅させてもらったりと職場がサポートしてくれる体制でしたね。保育園が夜8時まで預かってもらえたのは恵まれていたと思います。

森田 私は出産で休んでいる間に上長が異動してしまったのですが、その間もメールで連絡を受けて挨拶などのやりとりはできていたので、職場に復帰したあとも特に支障はありませんでした。

中山 周りを見ていると、女性役職者の方は、自然体の方が多いですね。「私、がんばっています」的な人はあまり見かけません。周りも自然にサポートしたり、受け入れたりしている印象です。

森田 男性の育児へのかかわりという面もあると思います。周囲には子どもの送り迎えなどをやっている男性もいますし、父親として主体的に育児を担う人も増えていると感じています。

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