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10万冊が手のひらに、簡単操作の電子本 トッパングループの「Lideo」、シニアでも気軽に

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トッパングループのBookLive は2012年12月、6インチのモノクロ電子ペーパーを搭載した電子書籍専用端末「Lideo(リディオ)」を発売した。
BookLiveはこれまで、PCやスマートフォン、タブレット端末などに向けて電子書籍ストアとビューア・ソフトウエア「BookLive!Reader」を提供してきた。購入した電子書籍をどの端末でも読むことができるなど、読書シチュエーションに応じて端末を使い分けられる仕組みも好評だ。

箱から出してすぐに使える
コンパクトで軽量な端末

BookLive 代表取締役社長 淡野 正

今回、そこにさらに専用端末を加えることについて、BookLiveの淡野正社長は、次のように狙いを語る。

「従来の電子書籍サービスは、端末や通信の設定などが面倒で、特にシニア層などにとってはあまり使い勝手がよくありませんでした。『読書好き』と呼ばれる層を取り込むことができなかった理由もそこにあります。『Lideo』なら文字どおり、簡単に、好きな本を気軽に読むことができます」

実際に「Lideo」を操作してみると、淡野社長が自信を見せるのにも納得がいく。

「Lideo」はそれぞれの端末が固有のIDを持つ。このため、メールアドレスの入力も不要だ。箱から出して電源を入れたら、誕生日、性別の入力とパスワードの設定をするだけでよい。クレジットカード情報を入力すれば、すぐに好きな電子書籍を購入できる。

高速通信のWiMAXを内蔵しているため、無線LANスポット等の場所に限定されずに、また面倒な無線LAN等の設定も必要なく、いつでもどこでも高速に書籍をダウンロードできる。さらに、WiMaxを利用できるにも関わらず、通信料は不要。小説などの文芸書だけでなく、データ量の多い、コミックや写真集でも通信料不要でダウンロードできるというから便利だ。

端末の操作はタッチパネルでできるが、あえて、「本棚」、「書店」、「メニュー」、「戻る」、「文字」といった日本語表記の5つのボタンを用意しているのも、迷いなくさまざまな操作ができるようにするためだ。

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