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「流行の服ばかり着る人」は出世できない そろそろ「戦略的に装う」ことが重要だ

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  • 清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント
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2. Unexpected意外性がある

ある程度、自分の印象やイメージが固定化してきていると感じている場合には、相手が自分に抱いている期待やステレオタイプな印象を、いい意味で裏切ることで、他の人とは違う存在感を出すことができます。

私がコンサルティングをさせていただいた生保業界のお客様で、成績優秀な女性営業職の方にインタビューしたところ「無難なスーツを着ている人で成績がいい人はいない」とおっしゃっていました。営業職といえば、黒やグレーの固めのスーツというステレオタイプなイメージがありますが、売れている方は、たとえばスーツの色がベージュやアイボリー、サーモンピンクなど明る目の色合いだったり、ビタミンカラーのインナーにするなど色で意外性を出したり、黒のスーツでもツイードにするなど素材で意外性を出したりと、単に無難だけではない装いをされていました。

商品・サービスが飽和する今、「何を買うか」だけではなく「誰から買いたいか」ということをより重要に考える人が増えてきています。自分のプレゼンスの差別化を図るのも営業戦略といえるでしょう。もちろん、やりすぎてしまうと、奇をてらった変わった人だと思われるリスクもあるので、実績が伴ってきて、キャリアステージを上げたい時に考えたほうがよいでしょう。

3. Concrete具体性がある

自分が伝えたいメッセージを具体的に表現した装いであるかを確認します。たとえば、故スティーブ・ジョブズ氏は、いつも黒タートルにジーンズ、スニーカーというイメージですが、銀行に融資交渉にいく時にはブリオーニのスーツであらわれ、融資するに価する人物であるという強いメッセージを打ち出したというエピソードがあります。

装いで信頼性を打ち出すにはシンプルが効果的

4. Credible信頼性がある

装いで信頼性を打ち出す場合には、ごてごてと着飾るよりはシンプルなラインのほうが効果的です。女性らしいふんわりシルエットは、頼りない印象を与えがちですし、流行のビッグシルエットのダボっとした服装はリラックス感が強すぎて、信頼感を打ち出すには不向きです。

一方、体のラインに適度にフィットしたスーツは強さを感じさせることができます。フィットしすぎて肉感が出過ぎてしまっては別のメッセージになってしまうので注意が必要ですが、流行りだからとゆったりシルエットという選択は、相応しくないシーンもあります。

化粧にも同様のことが言えます。すっぴんはおもてなしの観点からNGですが、素顔を覆い隠そうと、厚くしたり濃くするほど率直という印象が失われることも忘れずに。

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