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理想的な職場を実現。
産・学との連携も期待

日本無線株式会社
取締役常務執行役員
原 泰彦

当社では、さらなる成長を目指した事業構造改革の一環として、技術開発拠点を東京から長野に移し800人以上が移転しました。新たな拠点として建設した「先端技術センター」は技術者の声を全面的に活かし、コミュニケーションの取りやすさや研究・実験のしやすさ、創造力を高めるオフィス環境など、すべての面において理想的な職場にすることができました。たとえば、各階に実験用バルコニーを設けることで、研究と実験の連携も密になっています。

豊かな自然環境に囲まれていることでON・OFFの切り替えがしやすく、また社員の子どもたちも幼稚園や小中学校にスムーズに転入させていただき、これだけの人数が移動しながら、移転を理由に会社を離れた人間は一人もいません。移転に際しては、県の「信州ものづくり産業応援助成金」や税制の優遇措置も活用させていただきました。長野県には情報・電子産業に優れた企業が多く、信州大学にも近いので、今後はそうした連携も活かして成長戦略を実現していきたいと考えています。

日本無線 「先端技術センター」

 

良質な水、澄んだ空気、人材。
酢づくりの理想がここに

内堀醸造株式会社
代表取締役社長
内堀 泰作

酢づくりに欠かせないのが水、空気、酢酸菌です。当社が生産体制の向上を目指し新工場の候補地を探すなかで出会ったのが、中央アルプスの恵みの良質な軟水、澄んだ空気、そしてそれらが酢酸菌に理想的な環境を作り出している、ここ長野県上伊那郡飯島町でした。実際、2006年から稼働したこの工場で作った酢は、非常にいいものができました。また信州りんごを使った新たな製品も生まれています。自分の働く工場が会社の成長を担っていると実感できることは従業員のモチベーションにも直結し、働く姿も生き生きとしています。工場にお越しになるお客様も年々増え、ここでできる製品なら間違いないという言葉をいただくようになりました。信州大学をはじめ微生物等の専門知識を学んだ学生が、意欲を持って毎年入社してくれることも、大きなプラスになっています。将来的には、世界の人から「日本アルプスの麓の飯島町で作った酢は他で真似ができない」と言われるよう、品質を磨いていきたいと思っています。

内堀醸造「アルプス工場」