「反発規制」があっても"飛ぶクラブ"は作れる

日本に足りないのは例外を突くしたたかさ

飛距離がもう少し伸びればと願っているアマチュアゴルファーは多いだけに、画期的なドライバーへの期待は大きい

ゴルファーにとって「飛び」は命。このことに異論を唱える人はいないだろう。200ヤードを超える女子プロのドライバーショットは、野球でいうと場外ホームラン。ボールを遠くに飛ばすことに、人がなぜかくも強くひかれるかは謎だが、今も昔もゴルフの魅力はそこに尽きると言っても過言ではない。

だからこそ、飛びの追及のためにゴルフ界では多くの創意工夫が行われ、新しいクラブが登場してきた。特に1980年に登場したメタルクラブ以降は技術開発が加速、2000年代に入ってカーボンヘッド、チタンヘッドとクラブヘッドが大型化し、ヘッドの高反発化が進んだ。新商品が出るたびに、アマチュアが飛びを実感できるようになったのだ。

アマチュアだけではない。特にタイガー・ウッズが出現してからは、ゴルフクラブの進化とともにプロゴルファーの飛距離が300ヤードを超えるようになった。するとどうだろう。コース側がクラブの進化に合わせて急に距離を長くすることはできないので、相対的に距離が短くなり、難易度を上げるはずのハザード(障害物)がハザードでなくなり、易しくなってしまうという問題が表面化した。300ヤード以上飛ばせるアマチュアはほぼ皆無なので、多くのアマチュアにとっては関係ない話なのだが。

革新的な新製品が生まれなくなった理由

それに対して、ゴルフルールを統括する団体である英国R&A(英国ゴルフ協会)、USGA(全米ゴルフ協会)では飛びの要因となった高反発化クラブを規制する動きが生まれ、2008年にルール化、高反発化の動きに大ブレーキがかかった。ゴルフクラブのメーカーにしてみると、新素材や構造を開発しようという意欲がそがれてしまった瞬間だ。それ以降、毎年出てくる新商品で真の意味で革新的・画期的なものは残念ながら出てきていない。

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インテル中興の祖、アンディ・グローブ。数々の英断で、プロセッサー半導体市場で無双の企業を作り上げた。グローブの愛弟子である、インテル全盛期のトップが語る技術経営の神髄。