ゼクシオ、スリクソンは海外でも戦える

野尻恭・ダンロップスポーツ社長が語る

国内トップのゴルフ用品メーカー、ダンロップスポーツは12月7日、「XXIO(ゼクシオ)」の8代目モデル「ゼクシオ エイト」を発表した。ゼクシオは2000年の発売以来、2年に1度のモデルチェンジを繰り返しながらも国内トップシェアを守り続けるブランドだ。
国内のゴルフ用品市場は、東日本大震災で6%弱のマイナス成長となった2011年を底に上向きつつある。とはいえ、回復力は弱く、市場規模はピークである1991年の半分だ。
ゼクシオ エイトは、停滞する国内市場を活性化できるのか。海外市場はどう攻略するのか。野尻恭社長に聞いた。

――「ゼクシオ エイト」の販売状況はどうか。

順調な滑り出しだ。前モデルの「ゼクシオ7」を上回る勢いで売れている。発売1週間の数字だが、ドライバーは過去最高だった7に比べて10%増、アイアンは約2倍出ている。もともとドライバーの買い替え頻度は高いが、エイトではアイアンのセットが多く出ているのが特徴だ。

ボーナスが増えるといった経済環境が明るくなっているのに加え、来年4月の消費増税の駆け込み需要の影響があるのかもしれない。もし駆け込み需要だとすると、4月以降に販売が落ちる可能性がある。

――近年は独アディダスグループの「テーラーメイドゴルフ」、米アクシネットの「タイトリスト」といった外資系ブランドが元気だった。

(国内の)マーケットシェアは、ボールが2010年からトップを維持している。クラブはもっと前からトップで、むしろ上がっている。各社が有力商品を投入し、シェアを奪おうとしているが、ゼクシオの強さは揺らいでいない。7がものすごく売れて、シェアは一段上がった。

エイトは7を超える可能性がある。飛距離と打ちやすさ、爽快感が進化しているからだ。ゴルフ場のメンバーになっていて、常に同じコースで回る方は飛距離の伸びを実感できるはず。

年を取ると飛距離が落ちるが、ゼクシオを使えば飛距離が落ちていないとお客様が実感されているのだろう。アマチュアは常に芯に当たるわけではないので、ゼクシオでは多少芯を外しても飛ぶ、平均飛距離を重視した商品作りをしている。一発勝負だとたまたま飛ぶクラブはあるが、ゼクシオは平均的に飛ぶクラブだ。

契約プロが大活躍

――2013年はダンロップの契約プロゴルファーの活躍が目立った。その効果はあったのか。

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松山英樹プロ(右)と今年7月に契約

競技モデルのブランド「スリクソン」では、特に(賞金王になった)松山英樹プロの効果が大きい。スリクソンのクラブにもボールにも"松山効果"が出ている。韓国では朴仁妃(パク・インビ)プロが活躍した(女子の世界ランキングでトップ)効果が出た。

日本の女子ツアーでは、賞金女王争いをした二人(森田理香子プロ、横峯さくらプロ)がダンロップの契約プロだった。後半戦にはテレビを付けるとゼクシオ エイトの帽子が必ず見られ、よい宣伝になった。

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