「中途入社の比率」40%以上の高年収企業トップ50 トップは中途比率が80.7%、平均年収1500万円超

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トップはレーザーテック(写真:編集部撮影)

新卒で入社した会社からさらなるステップアップを狙う場合、多くの人が重視するのは「年収」だろう。人材派遣サービスのアデコが2023年4月~5月に実施したネット調査によると、新卒入社4年目を迎えた若手社員で退職や転職を考えたことがある人のうち、半数近くが「年収の少なさ」を理由に挙げている。

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前回の記事「『中途入社は難しいが高年収』の50社ランキング」では、中途をほとんど採らず新卒採用者が従業員の圧倒的多数を占める企業を50社紹介した。今回の記事では中途入社者の比率が高く、年収が高い企業をご紹介していく。

『就職四季報』働きやすさ・女性活躍版では、直近年度の採用者数中の中途入社者の割合と、全従業員中の中途入社者の割合を調査している。今回は、全従業員のうち中途で入社した社員の割合が40%以上の企業を抽出し、平均年収が高い順にランキングした。

上位は半導体関連の会社

1位はレーザーテック。先端半導体の製造に欠かせないEUV露光対応フォトマスク検査装置で世界シェア100%を占める半導体検査装置メーカーだ。中途比率は80.7%と流動性が高い企業だが、新卒の3年後定着率100%という一面もある。

ほかにも、2位のディスコ、3位の東京エレクトロンと、半導体関連のメーカーが上位に名を連ねた。また、4位住友不動産、7位サンケイビル、8位森ビルなど、不動産系企業も上位にランクインしている。

これらの業界を狙う就活生は、転職も視野に入れたキャリアプランを想定しておくのもいいだろう。『就職四季報』には、新卒の配属部署や勤務地、25歳・30歳・35歳の年齢別賃金など、キャリアプランを考える材料となる情報や、新卒就活や転職活動の企業研究に活用できる情報が多数掲載されている。また、公式サイト「シキホー!Mine」でも我々『就職四季報』編集部が企業の選び方のコツや“隠れ優良企業”を解説している。

1~50位

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丹羽 夏海 東洋経済『就職四季報』編集部

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にわ なつみ / Natsumi Niwa

早稲田大学卒業。2016年東洋経済新報社入社。『会社四季報』株主優待データの担当を経て、現在は『就職四季報』公式サイト「シキホー!Mine」のコンテンツ制作と『就職四季報総合版』の調査・編集を担当。

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