上西議員、なぜここまで世間に嫌われたのか

どうすれば「命取りの失敗」をせずに済んだ?

(写真:読売新聞 / アフロ)

前回は、3年半の服役を終えて出所し、現在はリハビリ中の田代まさしさんが出版した『マーシーの薬物リハビリ日記』から、アンガーマネジメント的「不安解消策」を技術的に整理しました。

さて今回は、衆議院本会議欠席前夜の過ごし方や、旅行疑惑、メディア対応が問題視され、4月4日、大阪維新の会から除籍、維新の党から除名処分された上西小百合衆院議員について。謝罪会見時の「あるべき対応方法」を、アンガーマネジメント的に考えます。

上西議員:「私のほうといたしましては関西テレビさんの報道を拝見したときに、あまりにもひどいと、あまりにも事実無根じゃないかと。あまりにももう事実をねじ曲げて、そしてまるで私が遊び回ってるかのように、15日も旅行に行き、この……」

橋下徹・維新の党最高顧問:「あんまりそこは言わないほうが……」

今回の騒動ですっかり有名になってしまった上西議員。4月3日の記者会見では、約2時間半にわたり、上西議員が様々な疑惑に対する記者からの質問に答えたわけですが、上記のように、橋下最高顧問(大阪維新の会代表)が発言のエスカレートを静止する場面が何度かありました。

会見での失敗が一生着いて回る

食肉偽装をした会社社長の開き直り会見や、主演女優の舞台挨拶時のふてくされた態度、有名料亭の母親による囁きフォロー……。これらの騒動から、記者会見・発表での立ち居振る舞いは、企業や個人にいつまでも着いて回る「命取りの失敗」になりかねないとわかるでしょう。

言葉の選び方や服装などを誤ると、マスコミや世論から「反省がない」「なんだその態度は」と、批判されることになります。そして、誤った一部分のみを取り上げられ、大きく報道されることも考えられます。

責任ある立場の人が、衆目の面前で怒りを表すことは得策ではありません。なぜなら、その人の信用を損なうだけでなく、組織全体の存続にまでかかわってくるからです。今回の件で言えば、橋下最高顧問のフォローは、党全体のことを考えてのことだったのでしょう。

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