上司の給料に「責任代」は含まれているか? 外資系に見る、デキる上司・デキない上司

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さてはて、このように日系企業の上司は責任回避をしがちですが、外資系企業では反対です。

デキる上司は部下の仕事を把握し、必ず責任を取ります。

なぜなら彼らは下の人間よりも高い給料をもらっており、その給料の中には責任代も含まれているからです。

そして何か問題があった時も、なんせ自分が責任を取るのですから

解決できませんでした☆てへ☆

ではすまされません。部下を助け、時として自分がプレーヤーになってでも命がけで問題解決をしようとします。こういう意味で外資系上司の方が日系上司よりも面倒見がいいのかもしれません。

上司の心、部下知らず!?

私もぴちぴちの新人の時、急なレポート作成があり、さっぱりわからないで夜遅くまで残っていたら、上司も残って手伝ってくれました。

私が申し訳なくなって、お礼を言うと上司は

「これがマネジメントだー!!!」

ブチ切れながら叫んでいました。

もう感謝の念とか台無しです。そもそもこれじゃ上司が責任を取ってくれている姿に部下が感動して、

「やだ……愛してる!この人のために働きたい!」

……と、まあ全然思いませんよね。

上司の心、部下知らず、といったところで、今日は失礼いたします☆

ずんずん キャリア・人間関係コーチ、コラムニスト

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ずんずん / zunzun

元外資系OL。大学卒業後、埼玉県にある日系事業会社に就職。激務の果てに「死ぬ前に丸の内OLになりたい」と転職活動を開始し、外資系投資銀行に採用される。さらにシンガポールの世界的IT系企業で働いたのち、帰国。著書にコミックエッセイ『外資系はつらいよ OLずんずんが見た資本主義帝国♪の全貌』『外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣』(ともにKADOKAWA)『エリートに負けない仕事術』(大和書房)がある。

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