若者の音楽離れはウソ?中年はカモ!

いまこそ「新曲不要論」を提唱しよう

 東洋経済オンラインに集いし労働者・学生・市民諸君!「若き老害」こと常見陽平である。
 諸君、音楽を聴いているか?
 私は、音楽が大好きな人間だ。毎月数回はライブに行くし、10枚前後のアルバムを新たに聴いている。毎年1回はロックフェスにも行く。部屋でも、電車でも、クルマでも、いつも音楽をかけている。
 “NO MUSIC,NO LIFE”はタワーレコードのキャッチコピーだ。ライブに行くたびに「“NO MUSIC,NO LIFE”ですな。ガハハ」と思っていた私だが、最近、このフレーズ、そして自分の音楽生活に疑問を抱き始めている。
 たまにスタジオにお邪魔するTBSラジオ「文化系トークラジオLife」の次回、2月22日放送分が「No Music, No Life?~音楽はいまどう聴かれているのか」だということもあり、ここで自分の最近の素朴な疑問をまとめておくことにしよう。あなたにとっても「音楽とは何なのか?」を一緒に考えてみたい。
盛り上がりを見せるライブ(写真:Andrey Armyagov / Imasia)

最近、心の中の悪魔が、とんでもないことをささやいている。こんな素朴な疑問だ。

「ベテランアーティストに、新曲は必要ないのでは?」

……石を投げないでいただきたい。私は好きなアーティストの新譜は、必ずおカネを出して買っている。そんな私がこんなことを考えてしまい、不思議な気分になったのだ。

きっかけはモトリー・クルーのライブ

2月14日、私は仲間とさいたまスーパーアリーナで「モトリー・クルー」という、米国のハードロックバンドの来日公演を見てきた。同バンドは今回のワールドツアーをもって、活動停止することを宣言している。「ロックバンドの解散とプロレスラーの引退は信じちゃいけない」と大槻ケンヂが言っているように、また再結成などあるかもしれないが、最後は最後だ。10代の頃に死ぬほど聴いた大好きなバンドが、もう見られなくなるかもしれないのだ。私は以前リクルートで働いていたのだが、そんなリクルート出身者のことを表す「元リクルート(元リク)」とも発音が似ているのもポイントだ。

ライダースジャケットを着て筆者も参戦!

少しだけライブのレポートをしよう。開演1時間前に会場の最寄り駅である、さいたま新都心駅に到着した。そこにはライダースジャケットなどを着た、いかにもロックなアラフォー男女が集結していた。1980年代に同バンドにハマったであろう「その筋の人」だらけだった。

私も高2の時に、お年玉で買ったSCHOTT(ショット)のライダースジャケットで参戦した。妻からは「バレンタインデーに家を空けるなんて……」ということ以上に、「その格好は、ないのではないか?」とツッコまれた。でも、思い切って高二病の時に買ったこの服のおかげでこの格好だったので、浮かずにすんだ。

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