このサイトに集いし労働者、学生の諸君!「若き老害」こと常見陽平である。TBSラジオ「Session−22」「文化系トークラジオLife」などにゲスト出演を繰り返すうちに、身も蓋もない現実的なコメントから「若き老害」というニックネームを付けられている。
その私が今回、東洋経済オンラインで連載を開始することになった。この連載は「30代、40代の会社員男子が、言いたくても言えないこと、気になっていることを代弁する」「知的な悪乗り」をコンセプトにしている。世知辛いサラリーマン社会をバラ色にすべく、上の世代を叩き、羨ましがり、下の世代の芽を摘み、たまに媚び、われわれの生存戦略を必死に考えたい。
普通の会社員男子たちが、ニコニコと笑顔で生きることのできる社会を創る。それが私の夢である。もちろん、30代、40代男子以外の読者もウェルカムだ。何らかの喜怒哀楽の感情が渦巻いたら、意識高くシェアして欲しい。
炎上、上等!「若き老害」が吠える!日本社会に檄を叩きつける!上の世代と若者の、腐った魂を蹴り上げる!そんな連載にしたいと思っている。
記念すべき第1回目は、「若者と政治」をテーマにした対談である。ご登場いただくのはこのテーマで社会貢献活動をしている慶応義塾大学2年生の青木大和氏だ。彼は、中高生と政治家の接点をつくる活動などを行っている。東洋経済オンラインにも何度か登場している。
私が彼の存在を知ったのは、真っ赤に燃える朝日新聞の記事だった。彼が乙武洋匡氏と一緒に、香港の学生デモを観に行ったという内容だった。そうか、今どき政治に対して熱い学生がいるのか、と。
私は数年前から、「意識の高い学生(笑)」の研究を重ねてきたが、こういう学生に多いのは「就活支援」「キャリア形成支援」「起業家に会う」「海外でボランティア活動をする」「社会貢献活動に携わる」などで、政治というのは珍しいのだ。
一方、私自身、10代の頃に政治に関心を持ち、失望してしまった経験があるだけに、彼がなぜそのような活動に没頭しているのか、どんな解決策を考えているのか気になったのだ。
若者×政治に希望はあるか?2時間にわたる激しい対談を数回にわけてお届けしよう。
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