「家入一真」とは、いったい何だったのか

若者よ、君の味方を装う奴に気をつけろ

東洋経済オンラインに集いし労働者、学生諸君!「若き老害」こと常見陽平である。若者と政治の問題に関して超絶意識の高い慶大生、青木大和くんと語り合ったシリーズも今回でいったん終了。最終回は、「ネット×若者×政治」というテーマで触れざるをえない、家入一真氏とインターネッ党とは何だったのかについて考える。若き老害パワー、大爆発!

第1回「政治に超熱心な意識高い慶大生に会ってきた」はこちら

第2回「若者に選挙は『無理ゲー』じゃないか」はこちら

家入一真の魅力は「適当なところ」

常見 青木くんは、家入一真さんのインターネッ党をどう総括する?都知事選に突然出て、その後、都内の全ての区長選に候補者を擁立すると言っていたけど、音沙汰なし。まあ、当選する政治家も公約を平気で破るけど、政治をなめるなと言いたい。

青木 僕はコンセプト設計のミスだと思っています。現職がほとんど負けない区長選挙は厳しすぎます!

常見 だよね。区長選をなめるなと言いたいし、ちゃんと当選することを考えろと。単なるパフォーマンスなのだろうな。

青木 個人的には「若い政治家の応援」のコンセプトでよかったのではないかと思います。でもやはり若者は家入さんの「適当なところがいい!」という人が多いので、ちゃんとコンセプトを設計すると魅力が半減してしまうかもしれませんね。

常見 「適当なところ」が魅力なのか!おじさんには理解できないなあ。その若者の抱く「家入一真像」について聞きたい。どんな感じでとらえているの?

青木 学校の友達とかは、「超いいじゃん!こんなに(ツイッターで)RT(リツイート)される都知事選、超面白いじゃん」とか「小泉(純一郎)さんの友達と並んで、あんな人出れるの? 政治ってあんなラフな感じでいいんだ!」と騒いでいました。家入さんの適当さやツイッターの使い方に魅力を感じていいたようです。

常見 でも結局、若いみんなの政治意識はその程度だということを可視化してないかな?

青木 そうですよね。もし家入さんが当選したいなら、区長選でも都知事選でもなく参議院の全国比例ならば可能性があったと思います。でも、そもそも本人がなる気があったのかどうかという問題がありますね(笑)。本人の意思は良く分からないけど、周りの人が応援した側面があると思います。

常見 うん、ネット界隈的には、家入さんを応援した方が「かっこいい」という雰囲気はあったよね。ただ、ちゃんと家入さんもインターネッ党もこれまでの取り組みを真摯に顧みて敬虔な反省を持ち、自己批判をした方がいいと思うよ。

私、若者はもっと怒るべきだと思うのだよね。まあ、家入一真さんがダメだから若者がダメだという話にはならないけど、あたかも若者の味方みたいに演じて、でも、結局若者は適当だという印象しか残らなかったでしょ。支持した奴もバカに見えるわけだから。まあ、会うつもりも世話になるつもりもないから、どうでもいいのだけど。

青木 そんな見方もあるのですね。

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