9月に作る!? 切ない「Xmasケーキ」の裏側 おいしいケーキを選ぶ簡単なコツ、教えます
N君:もうすぐクリスマスですね。街中もにぎやかで、どの店も混んでいますね。駅ビルやスーパーでは、早くもクリスマスケーキを、店先や特設売り場でテーブルに積んで売っています。
河岸:クリスマスケーキと年賀状の特別販売は、この季節ならではの風物詩だよね。君の家では、ケーキは毎年、どこで買うの?
N君:うちは毎年、大手メーカーのものですね。最近はキャラクターものがあったりして、子どもが喜ぶので。それこそ特設売り場で買うことが多いですね。
河岸:なるほど……。そのケーキ、おいしい?
N君:うーん。おいしいというか、正直いって「こんなもんかな」という感じですかね。ケーキはクリスマスと子どもの誕生日ぐらいしか食べないので、味なんてよくわからないですよ。
河岸:そこなんだよね。世のお父さんは、みんなそこでダマされている。
N君:えっ、どういうことですか?
河岸:君が食べるクリスマスケーキは、街の小さなケーキ屋さんで普段買うケーキとは別モノなの。残念ながら、そのクリスマスケーキは3カ月前に作ったものかもしれない。
N君:えっ? 僕たちが食べるクリスマスケーキって3カ月前に作ったものなんですか?
前回、前々回と「ヤバすぎる卵の裏側」を解説しましたが、今回は年末年始の特別編として、「クリスマスケーキの裏側」を取り上げます。
N君(担当編集者、34歳)のように普段あまりケーキを食べない人も、あるいは日頃からケーキが好きでよく食べる人も、クリスマスはやはりケーキを食べたくなるもの。子どもたちも楽しみにしている一大イベントです。
次ページで解説しますが、ケーキは12月が1年の中でも突出して売れます。その理由はクリスマスケーキにあるわけですが、だからこそ、そこに思わぬ「裏側」が潜んでいます。
みなさんがクリスマスに食べるケーキ、子どもたちがおいしそうにほおばるケーキ、それが3カ月前に作ったものだとしたら、どう思うでしょうか? 法律上、問題はなくても、どこか「違和感」はないでしょうか? そして、ちょっとした見分け方の「コツ」を知ることで、「おいしいケーキ」を選ぶことができるとしたら、どうでしょう?
今回は「クリスマスケーキの裏側」と「プロの選び方のコツ」を公開します。
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