「自民党300議席突破」は本当なのか

「情勢調査」から見えてくる、衝撃の選挙実態

千葉県・市川市で遊説する安倍首相。野党の重点地区は自民党の重点地区でもある。自民党の「勝利の方程式」とは?(撮影:尾形文繁)

全国紙各紙が、衆院選の情勢調査を報じている。直近では、各紙とも「自民300議席を超す」と具体的な数字までが躍り、今回の選挙でもなお「自民党1強と野党の多弱ぶり」が浮き彫りになった。仮に今が投票日なら、自民党は前回の294議席を超える勢いだという。

聞きなれない「情勢調査」とは?

この情勢調査は、12月2~3日に実施された世論調査の実数(永田町用語で『生の数字』という)をもとに、各陣営の取材や選挙区の事情を加味(同、『生の数字』に対して『加工の数字』という)して、記事化される。

予算の都合上、一つの選挙区でのサンプル数が約1000(このうち不在などで聞き取りができるのが50%の500程度といわれている)と限られる。そのため、少し偏った数字になる場合があり、そのままの実数を鵜呑みにはできず多少の是正がなされるのだ。それでも統計学上サンプリングで大体の傾向が出ると考えられ、これまでの経験からみて、情勢調査は「信じるに値する」ものととらえていい。

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