iPadも刷新へ、ただし「衝撃的進化」は期待薄

iPhoneとの機能面での共通化が進む見通し

2013年11月4日、iPad Air発売日の様子(撮影:尾形文繁)

アップルが第4四半期決算を発表するのは10月20日。この原稿執筆時点ではその内容は明らかになっていないが、おそらく「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」のセールスは非常に期待できるものになるだろう。9月19日に一部の国で発売した新型iPhoneは、9月末までだけで2000万台を超えるセールスになったとの見通しもある。

これまでも米国ではiPhoneの「大型化」を待望する声があり、アップルはその期待に「やっと」応えた格好だ。裏を返せば、既にAndroid陣営が4.5インチ以上の大きな画面を搭載するスマートフォンを廉価版にまで拡げてくる間、アップルは4インチサイズでもなお、過去最大の売り上げを達成するスマートフォンを送り出し続けた事を意味する。

大画面化はアップルにとって、売れるスマートフォンの「伝家の宝刀」、あるいは「リミッター解除」のような位置づけと評価することができるのではないだろうか。ちなみに米国では、値下げされた元・ハイエンドモデルのiPhone 5sのセールスも非常に好調で、携帯電話会社のセールスランキングでもアップルが独占している状況だ。

10月16日に発表することとは?

そんな中、アップルは米国時間10月16日にもイベントを開催する。

まだ2014年の刷新が行われていないiPadが登場する他、2014年6月のWWDC14でアナウンスされていたMac向けOS、「OS X Yosemite」がリリースされると見られる。加えて、Yosemiteに合わせた新しいMacのリリースへも期待が集まる。

Yosemiteは、iPhoneとの連携を強めており、iPhoneにかかってきた電話をMacで受けて通話したり、MacからiPhoneのテザリングを起動することができる。また写真やファイルなどをiCloudを活用してより手軽に共有することができるようになる。

アップルの中で最も多くの販売台数を誇るiPhoneを核としたエコシステムの再構築を着々と行っており、Macがこのエコシステムの中でどのような役割になるのか、注目している。

iPhone 6ファミリーを核としたアップルのエコシステムの中で、iPadはどのような位置づけになるだろう。

iPhoneよりも画面が大きく、快適な文字入力や操作が可能なiPadだが、大画面化したiPhoneを前に、iPadの必要性や優位性は、個人にとってはやや薄れつつあるように感じる。

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