仕事の大敵!肩こりに潜む危険性&正しい解消法

たかが血行不良と侮るなかれ!

  「ちょっと体調が悪くて……」「なんか最近体が……」こんな悩みを抱えているビジネスマン は多いはずだ。だが忙しい企業戦士のみなさんのこと、気軽に休暇を取得して病院で一日じっくり検査、というわけにはいかないだろう。たいてい、「寝れば治 る」でほっておいてしまう人が多い。
 だが、ちょっと待ってほしい、その病気になる直前の”病気もどき”こそ体のSOS信号なのだ。この連載では看過することのできない”病気もどき”について医療ジャーナリストの安達純子氏が解説する。

新年度のいちばんの敵は肩こり!

期末や新年度のスタートで仕事が多忙な時期は、パソコンに長時間向かう作業などで、肩こりが生じやすくなる。ひどい場合は、手でほぐそうとしてもコチコチ。パートナーの協力や器具を用いてほぐしても、またすぐに肩こり状態になることはあるだろう。夜寝る前にパップ剤などを貼っても、朝起きたときには肩こりは解消されないまま。仕事が始まると、さらに悪化の一途をたどる。頭痛や吐き気が伴うなど、ひどい状態に陥る人もいるから悩ましい。そんな頑固な肩こりの中には、別の病気が潜んでいることもあるのでご用心。

長年、肩こりや腰痛などの治療を行うアスカ鍼灸治療院の福辻鋭記院長が説明する。

「内臓の病気でも、肩こりの症状が現れることはあります。心臓病では左の肩こりが生じやすく、胆のうや胃腸が悪いときには右肩がこりやすい。もちろん、重いバッグをいつも同じ肩にかけている人も、片方の肩がこる傾向にあって、一概には言えません。ただし、一般的な肩こりでは、ちょっと横になるとラクになるなど、体勢を変えると症状が緩和される傾向があります。寝ているときも、体勢を変えても、四六時中、肩こりが続くようならば、内臓疾患を疑って医療機関を受診するようにしましょう」

内臓の病気による肩こりは、パップ剤などを活用しても効果は薄い。根本的な原因が解消されないからだ。気づかずに放置することで、病気そのものが悪化するおそれもあるだけに、注意が必要といえる。

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