新型「フィット」vs.「アクア」を徹底比較

ホンダがHVシステム刷新で、燃費“世界一”を奪取

2011年末。日本の自動車業界に“彗星”のごとく現れたのが「アクア」。トヨタ自動車が満を持して投入したハイブリッド専用のコンパクトカーだ。エンジンとモーターを併用するHVシステムの最新進化によって、ガソリン1リットル当たり35.4キロメートル(35.4km/L、JC08モード、以下すべて同じ)という世界最高水準の燃費性能を達成。エコカー補助金などの追い風も受けヒットしている。2012年度(12年4月~13年3月)は約28万台を売り、軽自動車を除く国内登録車の車名別販売ランキングで、同じトヨタのHV専用車「プリウス」を押さえて1位に輝いた。

一方、アクアの登場まで軽自動車を除くコンパクトカー部門で、近年トップの座に居たのがホンダの「フィット」だ。2001年に鮮烈なデビューを果たし、翌年はそれまで国内登録車販売で33年連続首位だったトヨタ「カローラ」を、王座から引きずり下ろした実績を持つ。フィットは07年に2代目へ移行。プリウスという王者の存在はありながらも、近年は国内登録車ではトップ2の常連だったが、12年度は約17万台と3位に落ち、アクアに10万台以上の差をつけられた。

このままでは済まされない――。これが本音であろう。そんなホンダの逆襲が始まった。

「魔法のような燃費と走りを実現した」。

“魔法の王国”にあやかる

9月5日、千葉・舞浜の東京ディズニーリゾート内に立地する舞浜アンフィシアター。ホンダの伊藤孝紳社長は、ウォルト・ディズニーが創り上げた魔法の王国になぞらえて、翌6日から全国で発売する新型フィットの誕生を宣言した。

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