トヨタ「クラウン マジェスタ」の葛藤

レクサスともせめぎ合う“最高峰”、6代目に刷新

マジェスタシリーズは一時、王冠マークを外したが、今回のモデルから復活した

クラウン マジェスタ――。トヨタ自動車の看板車種「クラウン」の最上級仕様であり、標準の「ロイヤル」「アスリート」に比べて、長いホイールベース(前後タイヤの間隔)や専用パワートレイン(エンジンなどの動力系統)、最新鋭装備などを備えた高級車だ。

1991年にクラウン初のモノコックボディ(一体成形の車体構造)で登場した初代から数えて6代目。マジェスタが最新モデルに生まれ変わった。

ハイブリッド専用車に生まれ変わる

トヨタは9月9日、新型クラウン マジェスタを全国のトヨタ店(東京地区のみトヨペット店も含む)を通じて発売した。昨年12月に全面改良(フルモデルチェンジ)したクラウンをベースに、車体前部のグリルはマジェスタ伝統の縦型バーを並べ、中央部分にはクラウンシリーズの特徴である王冠マークを配し、威厳と風格を演出。ホイールベースをベース車から75ミリメートル延ばして室内空間を大きく広げるとともに、排気量3500ccのV型6気筒(V6)エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載した。

このパワートレインは、トヨタの高級車ブランド「レクサス」の上級車種の一つである「GS」シリーズのHV仕様「GS450h」と基本設計は同じだが、マジェスタ用に味付けした。マジェスタの従来モデルにあったV8エンジン仕様(4000cc)は廃止して、新型はHV専用車となった。

次ページ新型マジェスタに早速「乗ってみた」
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
どん底からの回復劇<br>マクドナルドの組織改革

2014~15年度に赤字に陥った日本マクドナルドHD。17年度は最高益の見通しだ。逆境下で指揮を執ったサラ・L・カサノバ社長に聞く。「きっかけは女性マネジャーからのメール」。