同期に差をつけるのは、「打算のない本気」だ

職業は「看板」で選ぶべきではない

「外資系金融」か「官僚」かで悩んでいる大学生からの相談です(写真:maroke / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

初めまして。国家公務員試験総合職を受験し、2次試験の結果待ちをしている大学生です(合格者は7月からの官庁訪問に参加でき、7月下旬に内々定が出ます)。
私は昨年、某外資系金融からオファーをもらいかけたのですが、まだ公務員以外のキャリアを十分に考えられなかったこともあり、そちらのオファーは辞退して国家公務員試験に励みました。
しかし、官庁内部の方のお話やそのほかの業種の方のお話を聞くにつれて、「人の役に立ちたいと思って進路を考えてきたが、はたして本当にこれでいいのか。必要とされるには自分自身がスキルなり経験なり強みを身に付けなければならないのではないか。自分の成長という意味では外資系の民間企業のほうが厳しい環境であろうし、学ぶことは多いかもしれない」と思い始めました。
外資系金融を受けたときには思わなかったのですが、自分には非常に「成長したい」という欲が強いのだと自覚しました。「あのとき素直にオファーを受けておけばよかったかもしれない。今からでも、もしまだ新卒を雇う気のある部門があるか聞いてみようかな」(そもそも、そんなことが可能なのかはわかりませんが)と、毎日悩むばかりです。
質問させていただきたいのは、
・30歳くらいで外資系金融に未経験で転職することは可能なのか? なぜ金融かというと、確固として呼べる「スキルや知識」が身に付けられると考えたからです。
・30歳くらいで官僚から転職することは厳しいのか(財務省→外資系証券や外務省→外資系コンサルは聞いたことがありますが)、そもそも官僚から転職できるのは、そういったいわゆる「エリート中のエリートと言われる省庁」に限られてしまうのか。
新卒で、ファーストキャリアとして官僚を選ぶのは、官僚になれる人はそんなに多くはないですし、また将来は社会の課題を解決したいと考える身にとっては経験値としていいのではないかと思っています。やりたいことのうちのひとつに「国家レベルの視点で物事を考える」があることも、理由のひとつです。しかし、もし「民間に行ったほうがより自分のやりたいアプローチや仕事ができるのに……」と思ったときに、甘い考えかもしれませんが、保険としてキャリアを選択できるようにしておきたいという気持ちもあります。
最終的に決めるのは自分自身ですし、そもそも官僚になれると決まったわけでもないのに悩むのは皮算用なのもわかってはいます。しかし、自分の将来やキャリアについて可能性を探ったり、とことん考えるいい機会だとも思っています。
まとまりのない質問で恐縮ですが、上記の質問2つとこの相談文を読まれて、さまざまな業種の方をご覧になってきた立場から思われることを伺いたいです。よろしくお願いいたします。
大学生 美香
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