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「希少価値」で食べていける時代は終わった
「手に職」というと誰もがあこがれるステータスのように思われますが、実際には今の時代、何かの資格なりを取得すればそれで一生安泰ということはありません。
その昔、経済の発展速度や規模と比較して、いわゆる専門家や士業の絶対数が不足していた時代は、何かしらの資格を取得すれば、その資格そのものを有していることに価値があった時代がありました。つまり希少価値で食べていけた時代ですね。
ただし、有資格者も現在は多くの分野で人が余っている状態ですから、もはや資格を有しているという価値そのもので食べていける時代ではありません。
これは例としてユキさんが挙げられている医師や弁護士といった職種でも同じです。一部の分野を除き、もはや需要に対して絶対数が多い状態ですから、今から参入するにはどのような差別化を図り参入するか、といったことが求められ、資格そのものでは何も保証できない状態です。
ましてや40代のユキさんは、長年そういった職業についていた方たちと比較すると後発組ですから、余計に「プラスアルファ」が求められます。
仮にユキさんがご自身やご家族の生命にかかわる手術を受ける際に、同じ40代の医師でも20年余りの経験がある医師と、卒業間もない医師のどちらを選ぶかと言われると、その理由はわかると思います。
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