各路線でこんなに違う、新幹線の特急料金

東海道、九州、東北、北海道、北陸など徹底比較

新幹線の特急料金体系は奥深い(撮影:尾形文繁)

東海道、山陽、九州、東北、上越、北陸、秋田、山形、そして北海道。全国を走る新幹線路線は9つある。それぞれの特急料金はどうなっているのだろう。時刻表とにらめっこしながら調べてみた。

国鉄時代から営業していた東海道、東北、上越の各新幹線について特急料金体系を調べてみると、どの路線の特急料金もおよそ100km単位で変わっているようだ。そこで今回、100kmきざみで各路線における主要区間の特急料金をリストアップした。

原則として通常期の指定席特急券を対象とし、東海道・山陽新幹線は「ひかり」「こだま」、山陽・九州新幹線は「さくら」「つばめ」、東北・北海道新幹線は「はやて」「やまびこ」「なすの」の料金を適用している。

30年で7%しか上がっていない

まず距離100kmまでの区間。東海道(東京―小田原間、83.9km)、山陽(新大阪―姫路間、91.7km)は、いずれも2250円だ。

今から30年前の同区間の新幹線特急料金はどちらも2100円。30年間で7%しか値上がりしていない。消費税率よりも値上げ幅が低いということはそれだけ儲かっている証拠か。

九州(博多―新玉名間、90.4km)も2250円だ。九州新幹線の全線開業は2011年。建設費は東海道新幹線の時代とは比較にならないほど増加しているはずだが、「料金は山陽新幹線を参考にして決めた」(JR九州)という。

なお、九州新幹線は50kmきざみで料金を設定している。全長が288.9kmと短いため、料金設定を細かくして、短距離での利用も促す狙いがある。

東北(東京―小山間、80.6km)、上越(東京―本庄早稲田間、86.0km)は2570円。東海道よりも1割強高い。30年前の料金を見ると100km区間は2200円。当時から東海道に比べて割高の設定だった。

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