FOMC控え、米国市場に警戒感

NYダウは36.86ドル安の1万5521.97ドル

7月29日、米国株式市場は反落して終えた。写真は26日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2013年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 29日の米国株式市場は反落して終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、警戒感が広がった。

エネルギー、金融セクターが下げを主導した。S&Pのエネルギー株指数<.SPNY>、および金融株指数<.SPSY>はともに0.8%安となった。

天然ガス価格の下落が重しとなり、サウスウエスタン・エナジーは3%、ノーブル・エナジーは2.1%それぞれ下落した。

一方、この日はM&A(合併・買収)に関する発表が相次ぎ、相場を下支えた。また重機メーカー、キャタピラーが10億ドルの自社株買い計画を明らかにしたことも支援材料となった。キャタピラーは1.1%値上がりした。

ただ資産買い入れペースの縮小時期に関する手掛かりをめぐり、市場はFOMC声明の内容に注目しており、警戒感から買い意欲に乏しい。また7月の米雇用統計を含め、今週発表の経済指標も材料視されている。

BB&Tウェルス・マネジメントの首席バイスプレジデント、バッキー・ヘルウィグ氏は「(米連邦準備理事会当局者が)経済指標をどう解釈し、雇用統計を前にどのようなコメントを示すかに大きく左右される。9月の緩和縮小着手の可能性に関する手掛かりを模索している」と指摘した。

ダウ工業株30種<.DJI>は36.86ドル(0.24%)安の1万5521.97ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は14.02ポイント(0.39%)安の3599.14。

S&P総合500種<.SPX>は6.32ポイント(0.37%)安の1685.33。

この日発表の経済指標は精彩を欠く内容となった。6月の米住宅販売保留指数は前月比0.4%低下の110.9と、およそ6年ぶりの高水準をつけた前月から低下し、住宅ローン金利の上昇が販売を圧迫し始めている兆候を示唆した。

米ジェネリック医薬品(後発医薬品)メーカーのペリゴ は、アイルランドのバイオ医薬品メーカー、エランを86億ドルで買収することで合意した。これを受け、米国市場上場のエラン株価は3.5%上昇。一方、ペリゴは6.7%下落した。

米高級百貨店サックスは4.2%上昇。米高級百貨店ロード&テイラーなどを展開するカナダ小売り大手のハドソンズ・ベイ(HBC)が同社を現金29億ドルで買収することで合意したと発表したことが好感された。

広告大手の仏ピュブリシス・グループ と米オムニコム・グループ合併を発表したことで、業界の再編期待が高まり、同セクターの株価を支援した。

インターパブリックは4.7%上昇。オムニコムは0.6%値を下げた。

窒素肥料で世界第二位のCFインダストリーズ・ホールディングスは11.8%急伸。米ヘッジファンドのサード・ポイントが同社に出資したことが好感された。

ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約52億株にとどまり、今年の一日平均の約64億株を大きく下回った。

騰落比率は、NYSEが約1対2.3、ナスダックはおよそ1対2だった。

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