SL列車の観光客が「一番感動する」のは何か

「トーマス」人気の大井川鐵道社長に直撃!

大井川鐵道の人気をさらに高めた「きかんしゃトーマス号」(写真:小佐野景寿)©2016 Gullane (Thomas) Limited
早いもので、2017年も3カ月目に突入し、少しずつ春の足音が聞こえてきました。久しぶりの『鉄道会社に直撃インタビュー』は “きかんしゃトーマス号”の誕生で、その名を全世界に知らしめた大井川鐵道さん。普段はなかなか受けていないとおっしゃるインタビュー取材ですが、直々にお願いをして特別に前田忍社長にお話を伺うことができました。
北海道でホテル運営を手がける「エクリプス日高」が大井川鐵道の再生支援のスポンサーとなり、前田社長が2015年8月31日に就任されたのは、ファンならずとも記憶に新しいことと思います。今回は、異業種から鉄道会社の社長に就任された“新しい経営トップの目線”でお子さまからコアな鉄道ファンまでをも魅了して止まない大井川鐵道の魅力にズバリ斬り込みます!

「トーマス」で沿線に1万人!

――大井川鐵道といえば「トーマス」ですが、運転期間中はいつも予約満杯で、すごい人気ですね。お客様の数は年々伸びていますか。

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本当に、チケットが手に入らないお客様には申し訳なくて。「きかんしゃトーマス号」は乗車率ほぼ100%で走っているので、もう伸びようがないところまで来ていますが、千頭駅で開催している「トーマスフェア」といったイベント会場に来られるお客様の数は、非常に伸びております。

――どれぐらい増えているのでしょうか?

2016年クリスマス時期のトーマスフェアですと、前年の2倍、1日1000人を超える日が何日も続きました。トーマス号に乗車されたお客様とフェアに来られたお客様を含めると、沿線エリアに1万人以上お越しいただいたんじゃないかと思います。

――大井川鐵道沿線に1万人が集まるというのはすごいことですね!沿線の経済効果も高いと思いますが、地元の飲食店さんなどからの声などはありますか。

沿線ももちろんですが、ちょっと意外だったのは「トーマス」が走ると、JR島田駅周辺の宿泊施設や飲食店の方々が「お客さまが増える」と言っていらして。そういった周辺への経済効果も、非常に高いなと実感しております。また「SLフェスタ」というイベントは、秋は島田市の新金谷駅、春は川根本町の千頭駅で開催と、両市町にご協力をいただく体制ができましたので、その地域への経済効果がしっかり働いて恩返しできるような仕組みを取っております。

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