女子鉄アナ、JR西日本の経営戦略を直撃!

観光列車に注力するのは、なぜなのか

JR西日本の春名・東京本部副本部長と大阪出身の久野・女子鉄アナウンサー(撮影:尾形文繁)
はじめまして! 女子鉄アナウンサーの久野知美です。
鉄道というと車両や駅に目が向きがちですが、鉄道会社はどのような視点で経営を行っているのでしょう。そんなことを真剣に考えて企画立案したところ、新しく連載をさせて頂く運びとなりました。
早速、憧れの鉄道会社の幹部に直撃取材を敢行。連載第1回目は北陸新幹線の金沢・富山~長野間開業で元気がいいJR西日本(西日本旅客鉄道)。私の出身地でもある大阪を含む関西圏に多数の鉄道網を抱え、2017年運行予定の「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」をはじめ観光列車の運行にも力を入れており、目が離せません。同社執行役員の春名幸一・東京本部副本部長にお話をうかがいました。

駅ビル事業の利益率は27%

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――会社の売り上げ構成はどのようになっていますか。

直近の2014年度末の決算では運輸業が64.3%、流通業が16.3%、不動産業が6.5%、その他が12.9%。運輸業が中心の会社です。

――事業ごとの利益率は?

運輸業の利益率は10%強。一方で流通業は2%程度と低いです。三越伊勢丹がリニューアルで店を閉めていた時期と重なったという特殊要因があるためです。逆に駅ビル事業など、不動産業の利益率は27%もあります。これまでの蓄積で高い収益率を上げています。とはいえ、今後新しい案件が増えてくると、償却費が増えて現在よりも利益率は低下することになります。

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