知らないと後悔する「顔写真投稿」の基本常識

子どもの顔写真をネットに載せてOKなのか

ネット世代の子どもたちと、相対している先生たちは大変です(イラスト:グリー/大室絵理)

学校には、とにかくネットトラブルがあふれている

先生はタイヘン……。全国の学校で講演をする筆者は、毎年、数百人もの「学校の先生」とお会いしています。どの学校の先生も、決まって何かしらの「ネットトラブル」に直面しており、とにかく、もう、大変なんです。

この連載の記事一覧はこちら

ある中学では、画像投稿をめぐるトラブルから、他校の生徒が、集団で学校に押しかけ大騒ぎになったり、またある高校では、授業中に大激怒している先生がネットに“生中継”され、「怒り方がひどい」という外部からのクレームで発覚したそうです。ね、大変そうでしょう?

カンのいい先生は、教室内で、やたらとマスクをしている生徒が多いとき、真っ先に「今、このクラスの誰かが、教室からネットに生中継してる!」と、ピンとくるそうです。事情を知っている生徒が、自分の顔が中継に映り込まないようにマスクするんですね。自分の顔だけはちゃっかり隠そうとしているあたり、ネット世代の子どもたちだなぁ、という感じです。

こんな仰天エピソードに限らず、学校にはとにかくネットトラブルがあふれています。そして、それらの多くに共通するのが「本人の顔が映り込んだ画像や動画を、勝手に投稿する問題行為」。いうなれば肖像権の侵害ですね。そこで今回は、ネットの顔写真投稿について考えてみたいと思います。

そもそも「肖像権」ってどんなモノなんでしょうか。法律のどこを探しても、「肖像権」について書かれた項目はありません。実は意外にも、「肖像権」という法的な定義は存在していないのです。

次ページ肖像権の本質とは?
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去1週間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
ショッピングセンターの憂鬱

ショッピングセンター(SC)の新規開業が相次ぐ一方、閉店も増加。セールの乱発と主力の衣料の苦戦で、既存SCの売り上げは不振だ。百貨店と同様に大量閉店の波が押し寄せるのか。