アフリカ「人口ボーナスの果実」は早い者勝ち

「DMM.com×ビィ・フォアード」対談〈後編〉

アフリカでは「トヨタより有名」というビィ・フォアード。タンザニアのスタッフたちと代表の山川氏ら(写真提供:ビィ・フォアード)
これから世界で最も高い成長が期待できる地域、アフリカ。現在、12億人を抱えるこの地域の人口は、これから爆発的に増え、2050年には23億人に達すると見られている。人口が増えれば、それだけビジネスチャンスも広がるのは必然だろう。
いま、そのアフリカビジネスにおいて急成長している日本企業がある。主にアフリカへの中古車輸出を手がけているビィ・フォアードだ。彼らのアフリカでの人気、ブランドイメージは抜群で、その知名度はトヨタ自動車やパナソニックをも上回るほどだ。
さらに、いまこの地に、熱い視線を向けている日本企業がある。DMM.africaを設立し、アフリカでのビジネスチャンスを模索しているDMM.comグループだ。
近著『アフリカで超人気の日本企業』を上梓したビィ・フォアード代表の山川博功氏と、メディアにはほとんど登場しないことで知られているDMM.com取締役会長の亀山敬司氏が、いま世界の経営者たちがもっとも注目するアフリカについて熱く語る対談。2回目の今回は、「なぜ、いまアフリカなのか?」「アフリカビジネスを成功させるポイントとは何か」について語ってもらった。

日本企業は現地で好印象だが…

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亀山前編で、中国企業が積極的にアフリカ進出を展開しているという話をしたじゃない。で、現地の雇用を奪い、資源を持ち去っているという悪いイメージがあるということなんだけれども、俺はもっと日本人が、中国人のしたたかさ、たくましさを学んだほうがいいと思っているんだよ。

山川:たしかに、中国人のしたたかさは、今の日本人にはないものですね。

亀山:うん。大事なのは、やはりビジネスにつなげることでしょう。そうしないと、おカネが消えてしまう感じがする。シビアな言い方かもしれないけど、単なるボランティアでは続かない。ある程度、収益につなげていかないとね。

一方でアフリカ側も、自活できるようにならなきゃならない。何でも受け取りっぱなしでは、技術も身につかないでしょう。だから、一方的な援助には反対。ビジネスを通じて、日本は技術やノウハウを提供しながら、自分たちの収益につながるようにする一方、アフリカ側はどんどん積極的に技術やノウハウを吸収し、明日のアフリカを支える若い世代に、受け取ったものを伝授していく必要があると思うよ。

山川:アフリカに行って、車で走っていると、ちょっと面白いものが見えると思います。それは道路なのですが、一定区間の道路はアスファルトがとても綺麗に敷かれていて、車もスムーズに走れるのですが、その一定区間を超えると、同じアスファルトが敷かれているはずなのに、いきなりガタガタになります。想像できると思いますが、ガタガタのアスファルトは、中国企業が施工したもの。綺麗に敷かれていたのは、日本企業が施工したものです。

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