列車で「ゴジラ」を倒すことは本当に可能か

「シン・ゴジラ」から考える無人自動運転

列車の力でゴジラは倒せるか(写真:barman / PIXTA)

ゴジラシリーズとしては12年ぶりに日本で製作され、2016年7月29日に公開された庵野秀明総監督の「シン・ゴジラ」は、11月7日現在の集計で興行収入約79.5億円の大ヒットとなった。

このため、東宝の2017年度2月期連結決算の業績予想は、10月17日付の決算短信によると、同時期に公開された映画「君の名は。」のメガヒットもあって大きく上方修正され、純利益が前期比27.7%増の330億円と、過去最高になると発表されている。

「やられ役」だった鉄道が大活躍

庵野秀明総監督は鉄道好きと言われ、劇中でも効果的に鉄道が描かれている。中でも話題になったのは「無人列車爆弾」であろう。

1954年公開の「ゴジラ」では、EF58形電気機関車が牽引する列車がゴジラの足に衝突し、蹴散らされた。それ以来、特撮怪獣映画・テレビドラマでは、鉄道は「やられ役」に徹しており、「シン・ゴジラ」でも、京急800形が北品川付近で破壊されている。

それが、この映画のクライマックスシーンにおいて、「生死をも超越した存在か」とも言われたゴジラの活動を停止させるための、重要な役回りを列車が演じたのだから、鉄道ファンにとっては痛快であっただろう。おそらく1954年の「ゴジラ」のシーンをヒントにしたのではあるまいか。爆薬を満載した無人列車が、ゴジラに一斉突撃を敢行したのである。

次ページミサイルよりも強力な兵器になる?
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
メルカリ&ZOZOTOWN<br>流通新大陸の覇者

流通業界で新旧交代が起きている。新しい主役は「ネットで服は売れない」という常識を覆したゾゾタウンと、フリマアプリで新市場を作ったメルカリ。拡大する流通新大陸をリポート。