カシオ「Gショック」が迎えた“第2次ブーム”

97年の販売ピーク超えが目前に

タイ・バンコクの百貨店内に入っている「Gショック」の売り場。現地の若者が関心を寄せていた

1990年代後半、米国発で日本にも一大ブームを巻き起こしたカシオ計算機の腕時計「Gショック」。97年には全世界で過去最高となる約600万個の販売を記録したが、ブーム一巡後に販売は下降。出荷ベースでみると、一時は年間200万個程度まで落ち込んでいた。そのGショックが、ここへ来て再び勢いを増している。

今年度(2014年3月期)、カシオはGショックの出荷について、過去最高となる650万個を計画している。97年のピークを上回る基調だ。Gショックが誕生したのは1983年。くしくも「30周年」という節目で、新記録更新を射程に捕らえた。Gショックはどんな“復活”を遂げたのか。

そもそもGショックとは、ロレックスなどスイスの高級機械式腕時計に対し、エレクトロニクス技術をベースにした独自の世界観を追求した腕時計である。“第1次ブーム”の際は、耐衝撃性の高さやファッショナブルなデザイン、限定生産モデルで希少性を高める販売戦略などが、米国や日本を中心として、流行に敏感な若者を中心に人気を博した。97年は日本国内で240万個が売れた。

日本国内の販売はピークから半減しているが…

一方、直近12年度の出荷内訳は日本国内が120万個。根強いファンに支えられ、それでも大きな数字だがピークからは半減している。では、今の“第2次ブーム”の流れはどこから来ているのか。答えは海外。米国での好調が持続しているのに加え、とくに中国やインド、南米、ロシアなどといった新興国での伸びが大きいのだ。

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